
600頁だよドスコイ。
暑苦しい? そんなこと言うなよ。
カンブリア紀の爆発は面白いぞ。
この奇妙奇天烈な動物の化石をどの現生種の祖先に置けばいいのか、古生物学者は悩みます。
現生種は進化してきたのだから、祖先はいるはずだ。
ところが、カンブリア紀の爆発以降、子孫を残さず絶滅したのがやたら多すぎる。
進化系統樹に、途絶した種があんまり多い。
30年前はバージェス頁岩に保存された珍妙な生物を無理やり靴ベラで押し込むように「系統」化したものだった。
悲運多数死という言葉がやたら出てくる。
爆発的に増え、ほとんどの種が自爆して果てた。
系統樹の末端を彩り、果てた。
「ずいぶん考えましたが、私は、進歩的な発展をする内的傾向は存在しないという確信を退けることができません」ダーウィン 1872年12月4日
こりゃダーウィンもう一遍読まにゃいかんかのう。
『種の起源』探したら下巻だけで上巻行方不明。
『ビーグル号航海記』(岩波文庫上中下)はあった。
これがなんと7ポイント(たぶん)の極小活字。
年寄りに読めるか!
・・・5年前には読めてたんだよねえ。
年は取りたくないもんぢゃ。
まあ○○論より紀行が好みだから、読みますか。
・・・例によって、既読感がまったくない!
なにを何回よんでも「初見」だから情けない。
これで、『種の起源』? 読んだよエヘン、なぞと言ってるんだから笑わせる。
大航海時代を経たビクトリア朝期は、新しい知見が津波のように押し寄せ、キリスト教の抵抗はあったろうが進化論の揺籃だった。
あなたも船出しなさい。
なにぶんあたしは忙しいんでの。お任せします。