
新年のお慶びを申し上げます。
皆さま方は、一富士二鷹の初夢を見て親族知己あい集いてどんちゃん騒ぎ、宝船は漂着するわ七福神は乱入するわ弁財天さまにお酌を強要するわなんともかんとも狼藉というかまことにお目出度いお正月であったでありましょう。
まったく果報者だぜ。
あたしなんか哀れにも侘しくお仕事でありました。
哀れと思し召して家人がゑびすビールを買ってくれました。
第三のビールではありません。
生きて行こうよ 希望に燃えて
愛の口笛 高らかに
この人生の 並木道
元旦早々に能登半島地震。
仕事中の同僚Aは揺れを感じたという。
あたしも阪神淡路大震災のとき、寝ぼけ眼で仏壇を押さえた。
95年神戸にいた同僚B氏はベッドから体が浮いたという。
外に出たら、潰れた家から「助けて!」の声。
どうしようもなく悔しくてしょうがなかったという。
地震のない国の方は落ち着いた哲学思想を生み出すだろうな。