
筑摩書房 世界ノンフィクション叢書9
「森の猟人ピグミー」(ターンブル)
「極北の放浪者」(ボンサン)
「カラハリの失われた世界」(ヴァン=デル=ポスト)
これも甥っ子から贈られたものですけど、
探検ものは好きだからしょうがない。
《現代の文明人の生活には、「原始的」という要素が無さすぎる。だが、肺が空気を必要とし、肉体が水と食物とを必要とするように、「原始的である」ということは、われわれにとって必要なことなのではないだろうか?》
(『カラハリの失われた世界』)
ごもっともである。
原始的だとか野蛮だとか未開だとか言われたら、
たいていのひとは恥ずかしくなる。
そんなものをこそぎ落としてきたのが文明と称してきた。
いい気なもんだ。
フロイトやユングは、それら意識下に追いやられた精神がたまにヴォータンとか戦争に浮上することがあると考えた。
それらを意識の監視下に置くことはできぬものかと。
迫害された原始はなおも逃げ落ちる。
キリストや平家や義経みたいに。
それらは<懐かしさ>の面影を保存しているからややこしい。
やつは、解決不能の面貌を持ちたがるものだ。
よろしく哀愁。(郷ひろみ)
また絵が90度傾いてます。なんとかならんもんか。
↑ 10/5修正しました。
画像アプリが余計な節介してるんでしょうね。分からん。
デヴィッド・分っからん。イリヤ・クリヤキン、死んでしまいましたね。