皆さん、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

遅ればせながら皆さまにご挨拶申し上げますが……
子年ですねー。あっというまに猪は走り去りました。
年末年始は想像以上に慌ただしく過ぎ去りましたが、新年明けてからは、やや、のんびりのスローペースとなると思いきや、次女の独り暮らしが本格化し始めているので、考えるだけで瘧が。実は慄いております(笑)しかし、なるようにしかならないのが人生。努力はしますが、色んな意味で挑戦の一年となるような予感。
なので、今年も年始から神頼みです。ともかく、健康で道を踏み誤ることがありませんようにと祈ってきたしだいです。体調は相変わらずで、健康なんだか不健康なんだか…、予測不可能な毎日が刺激的で楽しみで、不思議と落胆はありません。

八幡神社にて。
早朝にお参りするはずでしたが、夕方になってしまいました。


日を改めて日立に。本当は海が見たかったのですが、前日に雪が降ったらしく、寒くて。

小川のせせらぎに癒されますね。

入山は禁止。


綺麗ですよね。森に惹かれるのは古代日本人が長きにわたり、狩猟民族だった名残であるとか。
家に帰って来て、温かい饂飩を食べたら爆睡。一人、DBさんのみが畑へ。元気だなぁと感心しながら、自分の体力の無さを痛感しました。


●読書などなど

学生時代、趣味は?と聞かれたら、読書、と答えていた時期がありますが、その時代、読書をまともにしていたかといえば?うーむ。
だろうね。年齢とともに読む本が隔絶するかのように違う私は、あの時代、傲慢な態度でページをめくっていた事でしょう。とまれ、私は好きな物に関しては異常な偏執を示す場合が多く、(物だからまだ良かった)何遍も何遍も、仇のように繰り返し読む傾向が強い。で、理解度となると危うく、一度ですんなり理解に至る物は少ない。映画もそうですね。一度見た思いを秘めて、毎日を過ごす中で不意に閃く場合も多い。まどろっこしいようですが……しかたない。



再放送求む。期待大。

年末にNHKのスペシャルドラマ、ストレンジャー、 上海の芥川龍之介、なるものが放送されていましたね。惜しいことに見逃してしまったのですが…、これをきっかけに、芥川龍之介の"上海游記"を借りて読むことに。
芥川龍之介全集の8巻を(岩波書店)借りて、ワクワクしながら少しずつ読んでます。今更ーー、などと思うのは野暮で、読めば読むほど愉快で楽しい。
これが初印象。というのも、作家芥川が上海を見聞し、記録した旅行記なるものを読んでいるからで…、それと、芥川龍之介は東京の人ですよね?読み進めるうちに『江戸っ子だなぁ』こんな感想を抱きました。実は、芥川が東京の人だとはこの時まで私は知らなかった。(馬鹿め)
こうした下地もなんにもないまま、不勉強な私を惹きつけてやまない大作家、芥川龍之介…、ただひたすら、先生の筆致に感動です。
日本人、芸術家たる芥川龍之介からみた上海。美醜の入り乱れた都市、魔界の街、不穏で刺激的な隠微そのものの上海。
群れる人々の活気は、港の喧騒で圧倒的に示され、そこから街路へ、カフェへ、劇場へと導かれるなかで、芥川は人間の本能むき出しの姿を目の当たりに見る。学識のある知識人よりも、庶民のパワーに圧せられる姿が、とても生々しく描かれており、不意に私の香港旅行記を想い出したりする。
さて、芥川龍之介は魔界の都、上海の明暗を浮き彫りにし、おっかなびっくり、最初は適いそうにもないと嘆いた。しかし、段々と慣れて行くに従って、街角に見た乞食の老人を『一体、乞食と云ふものは、ロマンティックなものである』と感嘆する。
ロマンティック!びっくり口笛チュー
先生は充分、上海を楽しんでる。こう思ったら素直に嬉しかった。
ごみごみした路地、空を埋め尽く商牌の数々ーー 文字を追いながら、想像のなかで上海を散策して歩く私。うっかり、ぼんやりしていたら殺される街なんだぞと自らを叱咤し、毒の強い街はそれだけ魅力的なんだと言い聞かせて。
しかし、これは長編ではないので長々と浸かることはない。ちょうど良いのかもしれません。
今は、"好色"を読んでます。なかなか手強そうだぞー。


バタイユもまた再読。
これに関して感想を書こうとしても、なかなか本音が書けないので……
いつか機会があればと思ってます。


2020.1.13