一か月ほど前、診察を受けてきた。ブログを更新しようと思いつつ他のことに集中していて今になった。
 診察の3週間くらい前に左腹部の上(あばらの下)あたりにたらこくらいの大きさのしこりがあることに気づいた。起きてるときには気づかないのだけど、寝転んでお腹を触るとしこりがわかる。「これが脾腫か?」と思いながら毎晩、大きさの変化を見ていた。
 診察1週間くらい前に、さらに大きくなっているように感じた。徹夜が続いたりして体が疲れていると大きくなっていて、触っても分かりやすく、2~3日ゆっくり眠り疲れも取れててくると、最初に気づいた時の大きさに戻っている。そのことを診察時に主治医に伝えた。


 血液検査の結果は前回と大差なく、素人目には長期低落傾向にあるように見えるのだが、前回まで主治医は「これくらいは検査誤差もあるので変化なし」という判断だった。だが脾腫のことを話すと、主治医も触診して確認、「少しづつですが悪くなってますね」と言い「そろそろジャカビを始める必要があると思います」と言われた。ジャカビを始めるのはヘモグロビン値が10を切ってからのはずだったが、当日の値は11を超えているので驚いた。
 実は主治医から「前々回の検査では存在するが数値として表すほどの量ではないとされていた芽球が前回の検査では0.5になっていたとのこと。今回の結果も見る必要があるが、すぐに検査結果が出る項目ではないので次回の診察時に今回の結果を伝えることができる」と言われた。ヘモグロビン値が0.4下がり、芽球が数値として出るくらい増え、さらに脾腫が大きくなっている状態なのでジャカビが始まるらしい。嫌だなと思う反面、副反応なしに脾腫が小さくなればいいなとも思っている。


 骨髄線維症という病気なんだから効くかもしれない薬があるだけでも良いのかもしれない。効くかもしれないなんて言うと医薬品会社には失礼かもしれないが、投与は慎重にする必要があるらしく、最初は1週間分程度の投与になるらしい。それで診察して続けるかどうか判断するのだという。
 「ジャカビ嫌だな~、でも脾腫が大きくなっているのも嫌だな~、でもでも骨髄線維症という病気になっているのが嫌だ!」と思っているのだがどうしようもない。死ぬまでお付き合いしなければならないのだから、できるだけ長~く、お付き合いしたいものだ。


 これを書いていて“少し愛して、長ぁ~く愛して”というウイスキーCMのフレーズを思い出した。そう言えば、このCMが流れていた頃、ウイスキーもよく飲んでいたな~。禁酒して7年以上になるけど、ウイスキーや日本酒はたまに飲みたいと思うことがある。末期の水はウイスキーか日本酒も良いなと思っていると今日、スーパーに買い物に行った時、妻に「息子に末期の水はお酒にしてもらえるよう頼んでおいたら」とお酒売場で言われた。妻は年下なのに僕より先に逝くんだといってきかなかった時期がある。僕が病気になってからは口にしなくなったが、今日の妻の言葉を聞いて、何としても長生きしなければと思うと同時に終活についても考えた。