今日の「くにまるジャパン」のテーマが「まちがいなく泣ける曲」だったので、
朝からずっと泣きっぱなしでした(笑)。
人にはそれぞれの人生があるわけで、琴線に触れる曲もいろいろ異なるんだなぁと、
そう思いつつも、リスナーの多くの人がそう言っていたように、
それぞれの人のその曲にまつわるエピソードを知ってから聴くともう...
どの曲も見事に泣ける曲になりますね。
僕は、母親譲りでとても涙もろく、小学校の頃からテレビで「みなしごハッチ」や
「フランダースの犬」を見ては一緒に泣いてた子供でした。
映画では、「My Way」が初めて泣いた作品(曲)だったように記憶しています。
ポール・アンカ作詞のあまりにも有名な曲なので説明の必要もないかと思いますが、
「And now, the end is near, And so I face the final curtain...」と流れると
あのゴールを目指すラストシーンがよみがえってきて、今でもウルっとしてしまいます。
同様に、ジェームス・ディーン主演の「エデンの東」のテーマ曲も
グッとくる曲のひとつですね。
こちらは、僕が生まれる以前の1955年の作品なので、
ちゃんと見たのは、大学生の頃にリバイバル上映されていたものでしたが、
残っていた僕の父親の写真の中のいくつかの表情が
ジェームス・ディーンに似てたこともあって(勝手にいいように解釈して・笑)、
僕の中では何か特別な存在に思えていたことと、
この映画そのものが、父親と息子の関係を描いた話なので、それも含め、
とても印象深く記憶に残っている作品です。
あ、ちなみに、僕は母親似で、子供の頃に祖母から、お前の父親はイイ男だったと
耳にタコができるくらい聞かされてました(笑)。
他にすぐに思い出すのは、さだまさしさんの「案山子」ですね。
この曲は、津和野の町がモデルになっているという話が朝日新聞に載ってましたが、
当時、僕は高校生で、高校生なりに、子を思う親の気持ちの深さに
涙が止まらなかった記憶があります。
故郷がある人にとっては、ひとしお琴線に触れる曲ですね。
今、自分が親の立場の年齢になって聴くと、より実感する部分もありますが、
いつまで経っても、心配させてしまっている子供としての立場も変わらないことを
自覚せずにはいられませんね。
同じく、さだまさしさんの曲で「償い」というものがあります。
非常に重い内容の曲なのですが、人の心の深淵が描かれているようで
僕はただただ号泣してしまいました。
つい最近も、大きなバスの事故で多くの人が亡くなってしまいましたが、
まさにこの曲は、そういった悲劇の中の人の心が描かれています。
しかしながら、近年の報道の仕方には非常に疑問や違和感を感じることが多いですね。
事故を起こした人については、いかに非常識で落ち度があったかを強調し、
一方、犠牲となった方については、いかに善良な人で周りから慕われていたかを強調する。
こういったメディアのあまりにステレオタイプの報道には、
まるで、事件や事故を面白がってるかのようで、憤りすら感じます。
福山雅治さんの「道標」なんかもそうで、
多くの曲で感じることですが、人の優しさや温かさに触れている内容というのは
強く心に残り、涙を誘いますね。
そして、最近の曲では、竹内まりやさんの「いのちの歌」が、
多くの人の心を捉えて涙させているようです。
僕は今朝初めて聴いたのですが、確かに心に響くいい曲だと感じました。
だれもが感じるような思いを、短い言葉でさりげなく、
でも、絶妙に共感を得る詞として表現されている気がします。
他にもたくさんの泣ける曲が番組の中では紹介されていましたが、
そのメロディーや詞、音楽というものが人に与える感動の大きさを改めて感じました。
そんなことを思いながら、ますます涙もろくなっている自分を自覚した
今朝の文化放送でした...(笑)。