目黒美術館で開催されている「秋岡芳夫」展を見てきました。
1989年に名古屋で開催された「世界デザイン博」のイベントでお見かけしたのが最初で、
その後お見かけする機会がなかったのが残念ですが、
その時から、「木」を愛されている方という印象がずっと残っていました。
そして今回、工房の写真や実際に使ってらっしゃった道具なども多く展示され、
その制作現場を少し覗けたような気持ちになれて、
日本の文化に根付いている「木」という素材の魅力を改めて知ったような気がしました。
座面が低くて広いあぐらがかけるイスや様々な種類の木を使った器など、
秋岡さんを象徴するようなたくさんの作品がならび、
また、一部の作品には実際に座ったり触れたりできてとてもよかったです。
鉛筆の「UNI」もそうだったのですが、さらに学研の付録のデザインを手がけられたことは
実は最近まで知らなかったので、今回、展示を見て、小学生の頃に毎回楽しみにしていた頃を
思い出しながら楽しめました。
また、竹とんぼに代表されるように、常に自身の手で試行錯誤しながら
ものすごい数の試作を作る非常に強い探究心には、背筋が伸びる思いです。
目黒川のプチ紅葉...。
水面に映ってよりキレイに見えますね。