野田内閣が発足し、早くも内閣不一致論の元となっている
タバコ税に関する話題。
タバコに対しての増税の是非をここで言うつもりはありませんが、
『たばこだけ抜き出して(増税を)議論することは、バランスに欠けている』
という発言には、少し疑問を感じています。
若い頃、僕も喫煙者だった時期がありましたから、
喫煙者側の言い分もわからなくはないですが、
元々、なぜタバコだけ社会で特別扱いされているのか不思議です。
タバコは嗜好品という扱いになると思うのですが、
同じ嗜好品である、例えば、ガムとかチョコレートとかでもいいですが、
(さらに言うならお酒もそうかも知れません。)自分が好きだからと
それらを会議中に口にすることは多くの場合受け入れられないのに、
タバコは長い間当たり前のこととして容認されてきました。
ガムやチョコレートは、周りの人に迷惑になるような香りは出ないのに
タバコは、そういう訳にはいかず、簡単に煙をコントロールできません。
それを思うと、タバコだけ抜き出して是非を問うてもいいくらいなのではと
思えてなりません。
非喫煙者になってもうかなり久しいということもありますが、
タバコの匂いにとても敏感になっている自分がいます。
特に、食事中に近くで吸われると一気に美味しさが半減します。
近年、分煙が進んでいるとはいえ、完全に匂いがないところは稀で
多くの場合、結果的に非喫煙者が我慢を強いられることも疑問に感じています。
一方、親しい友人にも何人か喫煙者がいるので、
仕方なくタバコの匂いにまみれて帰宅することもしばしばです。
タバコは嫌いでもその友人のことは嫌いではない訳で、
どうしても避けられない難しい状況になってしまいます。
一気にというのは難しいでしょうけど、自らタバコを絶って
少しずつでも喫煙者が減ってくれることを願うばかりです。