そのときに教えてもらったのが「カモメになったペンギン」という本。

イラストがかわいいので、一見すると、子供用の絵本のようにも見えますが、
これは、自己啓発的な内容のビジネス書といえるものです。
生活の危機に際し、ペンギンたちがどう協力してその危機を乗り越えたか...
といった内容で、ストーリーとしては非常に単純なものなのですが、
人間社会に置き換えた繊細な描写が巧みで、危機管理において必ず直面するような問題を
「組織改革を成功させる8段階のプロセス」として、リーダシップのあり方も含め
上手に寓話にまとめてあります。
これを読んで、政府や東電の幹部に是非とも読んでもらいたいとすぐに思ったのですが、
一方で、この内容を素直に受け取れる人たちなら、現状の対応にはならないよなとも思いました。
100ページほどの薄い本ですから、手軽に読めることもいいです。
表紙や途中の挿絵(イラスト)もかわいくてお勧めです。