アメリカ独立記念日の休日が近づいていますが...7月4日の前後に休暇を取る人も多く、本格的な夏を迎えて人の流れも変わったのか、シカゴへ往復する際の渋滞が少しだけ緩和されたように思います。
シカゴの夏というと、私の頭に真っ先に思い浮かぶ景色は...このミシガン湖と手の届きそうな位置に浮かぶボート
ニューヨーク、マンハッタンから転居して、初めて夕暮れにこの辺りを車で走った時、仕事を終えてジョギングやサイクリングを楽しむ人たちを見て「街もきれいだし、シカゴは豊かだなあ」と感じたのですが...
街の隅々まで知り尽くした(?)今では、この嵩高い物体を購入するだけでなく、シカゴの一等地にマリーナを借りて維持する経済力を備えた人たちが、こんなにもいるんだという率直な感想も抱いています
経済的な面だけでなく、そこに暮らす人々の心のゆとりも含めたシカゴの豊かさを、ずっと変わらず享受できたかと問われれば...さまざまな出来事を通して、失われたものも決して少なくないような気がします。
それについては、意外と(私の知っている何人かの)生粋のシカゴアンが「昔のシカゴはよかった」と言ったり、良くも悪くも変わりつつある街に対して別段感慨を抱いていない様子なのが不思議ですが...
元々彼らの多くはエスニックタウン(ポーリッシュやスウェディッシュタウン等)も含め、市内の北や西の方に居を構えているので、ダウンタウンに足を踏み入れることが少ないのもその一因かと考えられます。
もう2~3年早く郊外へ引っ越してもよかったかなとも思いますが、まあ我が家にとっていいタイミングだったようです。
利便性を考えると、あまり田舎に住むわけにはいかないものの...これはあくまで個人の好みですが、バーは別としてレストランは、派手めな街より控えめな(Low- key)場所の方がサービスが良く、落ち着けることが多いです
ここもその一つ。西郊外の大きな都市Napervilleの南にある、Lockportという街。
元カーディーラーのオフィスだったという建物。
入店したのは日が暮れる前でしたが、その日のスペシャルメニューは既に売り切れ。ウィスコンシン州並みに、夜が早いようです(笑)。
"Frank's Favorite"と書かれたSangiovese種のワインをボトルで。
フランクさんがどなたか知らないのですが、おそらくオーナーかシェフであろうかと(笑)。
メイン料理にスープやサラダを、サイドオーダーとして追加できるシステム。
ハウスサラダを注文すると、前菜代わりに先に、サービスのガーリックブレッドと一緒に運ばれてきます。
ちょうどいい量。自家製のイタリアンドレッシングがおいしい
この日は、ビーフ・ラビオリのウォッカソースにしました
ウォッカソースが好きで、時々食べたくなります。
こちらはヴィール・パルメザン。添えられたパスタも美味
好みから言うとやや強めの塩加減ですが、どれも自家製でうれしい
デザートを食べることにして尋ねてみると...
このチョコレート(/バニラ)のソフトクリームは、”On House”(=無料)。聞き間違い?かと半信半疑でしたが「1つをシェアする」と言うと、サーバーさんが「2つお持ちしますね」とニッコリ。
ピンボケです
自家製のソフトクリームを2人前出されて、本当にお店のサービスでした週末限定のサービスなのか、もしくはワインをボトルで注文したからと思いますが...その大らかさにちょっとびっくり。
この街好きです
この夜は隣家が、恒例の独立記念日前のパーティーを開催。夫婦共に地元出身なので、同窓会を兼ねているよう。我が家を含め、並びの3~4軒の家の前に車がずらーっと並んで
それはいいのですが、裏庭で花火を打ち上げるので、ドーンという音を怖がる我が家の2代目犬が怯えてかわいそうで
まあ、敷地内で何をしようが個人の自由だし...そんなことで目くじらを立てていたらアメリカで生活できないので来年はスケジュールが許せば、どこかへ避難しようかと思います