ロード・オブ・ザ・リング コレクターズ・エディション トリロジーBOX


みっち~担当:みっち~

シリーズものだけあって、
やっぱり気になるのが「前作よりおもしろいか」ということ。
で、結論からいうと、これは分かれると思います。
「1」の方が好きという人、「2」の方が好きという人、
僕はどっちともいえないんっス。
「1」は視覚的に風景が綺麗で壮大なところが好きだったんですけど、
後半の展開が面白くなかったし、
比べて「2」は後半はすごく盛り上がるんだけど、
逆に戦いばっかりで視覚的な面白さがなくなってる気がしたし。。。
だから、「1」と「2」を合体させたらちょうどいい感じ。

残念なのが、予告編で既にガンダルフ(おじいちゃん)が
生きているというのがわかっていたので、
本編を見ててすぐわかるのが面白くなかった。
予告編もっとうま作れよコノヤロー!
前作を見た人はみんな気になってたはず。
それを簡単にばらすなんてこのバカ!バカ!バカ!

前作を見て少しでも面白いと思った人はぜひどうぞ。
そうでなかった人は、、、DVDで(笑)

今回のお値打ち:★★★★☆:1300円ナリ

けいじ担当:けいじ

「ハリポ」の2作目が公開されたとあっちゃあ、
こっちもダマっちゃいません!「ロード2」。
僕的には「2」の方がよかったと思います~!
「1」はとにかく旅の仲間が集まるまでが眠い~眠い~・・・

今回の「2」はズバリ、「戦」ですわ「戦」~!
第1陣放て~第2陣放て~!!ってな具合にワッサワッサ矢が飛びまくり!
ちょっと戦シーン多すぎかな~ってほど戦まみれ!
でもね、主人公弱すぎ、ダメすぎ、へたれすぎ(笑)
「1」の最後でイイ顔して指輪捨てに行ったわりには全然ダメじゃん!!
「2」では主人公ってほど映ってなかったけど(爆)
「2」は、主人公であるフロドを助けるために頑張ってる
凄腕剣士のアラゴルンがいい活躍してました!
彼はきっと今後すごい人気出るんじゃないかな~?

エンディングは「1」よりはきちんとまとまってた気がします。
「1」はさぁ今からいくぞぉ~~!!ってなとこで終わりだったんですが、
「2」はきちんと仕事やり遂げますから。
「1」が良かった奴、暇な奴、「真・三國無双系」のゲームが好きな奴は
どうぞ劇場に足をお運びください!
上映時間はた~~~んと3時間ほどありますので
どうぞごゆ~~っくりお楽しみ下さいませ~~(笑)

今回のお値打ち:★★★★☆:1500円ナリ

ココリン担当:ココリン

まぁ観てない私が口を挟む余地はないんですが、
ずっと気になってたことがあるのでここで書きます。
前作の公開直後から非難轟々で、
ついに日本のファンサイトに集うコアなファンが製作者に直接働きかけるという、
異例の抗議行動が巻き起こり、ビデオ・DVD版では字幕が改定、
今作の字幕担当からも降ろされる予定になっていた
字幕界の橋田寿賀子、戸田奈津子が再び手掛けたという
字幕の出来はいかがだったんでしょうか?

「ロード2」を見る間でもなく、戸田奈津子が字幕を手掛けるのは
もう限界と思っていた私は非常に納得したのですが、
サポート役を側に置き、配給会社が監修してまで、
まだ戸田氏に字幕を任せたのは何故なんでしょう?

戸田のバァさんの何がいけないのかここでひとつサンプルを。
前作で指輪を捨てに行く途中、
心変わりをして指輪を持ち去ろうとした人物に向かって
主人公の言った台詞が

”you are not yourself”

だったんですが、これの戸田訳はと言うと

”嘘つき!”

でした。はぁ?って感じですが、
これがビデオ・DVD版ではどう改定されたかと言うと

”正気に戻って!”

ふむ、これはかなり納得。
これでも納得しなかったファンサイト独自の訳は

”あなたはそんな人ではない”

ううむ、これも確かに納得です。
日本人が平均1秒間に読める文字数は
だいたい4文字が限界なんだそうで、
ファンサイトの訳で全体を字幕化すると
3時間ずっと猛スピードで字幕を追い掛ける羽目になってしまいます。
一番妥当なのは、やはりビデオ・DVD版ですかね。

私が何故戸田氏を橋田寿賀子と照らし合わせるのかと言うと、
意訳云々より使用する言葉自体がもう古臭いからです。
”party”って単語を平気で”乱痴気騒ぎ”なんて訳しますからね~。
今どき誰が使うんじゃいって感じですが。
橋田も「渡る世間は鬼ばかり」で、
えなりかずきとかに平気で”こしらえる”とか言わせるんですが、
日本語力云々以前に、もう使いませんよねぇ~(笑)
戸田氏の功績は賞賛に値するものではありますが、
もうそろそろ静かに引退していただきたいなと切に願う私なのでした。

<映画データ>

題名:ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔
   THE LORD OF THE RINGS: THE TWO TOWERS
製作:アメリカ/ニュージーランド
配給:日本ヘラルド映画、松竹
公開:2003/02/22

監督:ピーター・ジャクソン
製作:ピーター・ジャクソン、バリー・M・オズボーン、ティム・サンダース
原作:J・R・R・トールキン
脚本:ピーター・ジャクソン、フラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエン
撮影:アンドリュー・レスニー
音楽:ハワード・ショア
 
出演:イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、リヴ・タイラー
   ヴィゴ・モーテンセン、ショーン・アスティン、ケイト・ブランシェット
   ジョン・リス=デイヴィス、ドミニク・モナハン、オーランド・ブルーム