雲はね、紙の白を生かして描こう | お日様母さん ― 晴れのち曇りそして雨 ― がんとの闘い

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私の母親が突然「がん」と診断された。「がん」と闘い、一生懸命に生きた母と後悔ばかりの子の闘病生活を綴る。そして、2018年ついに私自身にも「がん」との診断が…。

小学生の時だったと思う。「図画工作」通称「図工」の時間、絵を描いていた。私は才能がないので絵はド下手だった。それでも、担任の先生が頑張って描いていることを褒めてくれた。

 

確か、空を描いている時だった。小学校5年生だったような気がする。水彩画ですね多分。

「雲はね、紙の白を生かして描こう。真っ青に空の色を塗って、そこに白で雲を描くのは難しいんだよ」

と教えてもらった。なるほど、確かに白を重ねて塗っても雲は表現できなかった。

 

仕事…疲れちゃったな。お昼を前に、目も辛くなってきたので窓から空を見上げた。

 

雲の切れ間から真っ青な五月の空が見えていた。青い空…。絵の具て塗りたくったような深い青に見えた。

 

はぁ………と溜息。机に戻って紅茶オレをズズズッと啜る。液晶画面には、白地に黒の読みやすいはずのフォントがまだボヤッと見えている。

 

仕方がないので目薬を差す。うわっ! 目に沁みる~ぅ…

 

この後、お昼を食べて、そしたら午後一からまた会議だ。月曜日から何だか疲れているな…ダメだこりゃ。鼻でフフッと笑う。

 

「頑張れば愛、頑張れば金、頑張ればぁあああ夢、頑張ればぁああ♪」と思わず口ずさんでしまった。(いや…、古いなぁ~)