BINSON ECHOREC 2° T7E [For Germany] | HOWL GUITARS
2016年10月05日 16時13分23秒

BINSON ECHOREC 2° T7E [For Germany]

テーマ: Amplifier
ナマステー

HOWL GUITARSのhiroggyです。

もはや恒例のイントロ文で、インド一人旅の中で起きた事などを面白おかしく文章に表してみようと思います。

これまで書きためた旅行記は 「インド旅行記」 ブログテーマでまとめていますので、気になったら見てやってください。

神聖な村、ハンピで起こったスピリチュアルな出来事編。

楽器説明文と写真だけ見たい人はサーとスクロールダウンしちゃって下さいヾ( ´ー`)


インド旅行記 (10) ハンピ・石の祠 編 「ストーン・ケイヴ」

「ナマステー。よくいらしてくれた」
「ナマステー。ありがとう、いまさっきのおばさん、なんか怒っていたようだったけど」
「ああ、彼女は変なんだ」 彼は片手で頭を押さえながら言った。
そして見事な毛量と艶をもった太い眉毛をさすり 「外人はひとりでアチュタラーヤをお参りしてはいけないとか、そんなことを言っていたようだけれど、無視していい。だれもがお参りできるし、いつお参りしてもいいんだ」 と彼はなかなか発音の出来た英語を喋った。
「なんだ、そうなんだ。まあまた明日にするよ」

彼はしばらく僕の右後ろの宙を見据えた。僕も彼をまねして宙を見据えてみたが、雲さえ浮かんでいない。空の色味からあと少しで日暮れだという時刻確認ができたくらいだった。
「どうかな、せっかくだからこの祠の中にはいってみるかい?」
いますぐディナーが食べたいわけでもないし寝坊したわりにはいろいろとまわれた。うん、と頷いて僕は祠の前でサンダルを脱いで中に入った。

3メートル正方形くらいの狭い空間だったが天井は高く、声の尾がよく響いた。石のリヴァーブルームだ。ここでドラムなんか叩いたらすごいことになるな。と頭のすみで無意味に想像してみた。正面には石の浮き彫りで猿の神、ハヌマーン像が祀ってあり、ピンク、オレンジ、赤、青、様々な色のチョークで彩色されていた。ハヌマーン像の足元にはお供え用の米や木の実がバナナの葉の上に置かれ、数本のロウソクの火が揺れている。ぼんやりとライトアップされたハヌマーン像は等身大の人間ほどの大きさで、どこか怪奇的ながら立派だった。まずこの空間自体の持つ空気の重さとか臭いが僕のような外人からするととてもヴードゥーな感じがした。
「さて、まずそこに座って」 サドゥがハヌマーンの前を指差して言う。石の床はある程度平らではあるがところどころに凹凸があって、それが胡座した際にくるぶしに当たると地味に痛かった。

次項に続く→

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では本題の楽器紹介へ移ります。

今回ご紹介するエコーユニットは

BINSON ECHOREC 2° T7E [For Germany]です。



Fantastico! Binson Echorec 2° T7E for Germanyが入荷致しました。

やってまいりましたイタリアのBINSONが世界に誇るエコーユニット、Echorecです。

前回のブログでこれでもかってくらい詳しくEchorecについて説明しているので、
歴史や仕様などはECHORECについてをご参照ください。

Echorec祭りの第三弾!

この個体はオリジナル度も高くレアなドイツ語表記ヴァージョンです。

またEchorec 2° T7Eの中でも初期に生産された個体で内部配線やドラムディスクやノブなどT5Eからの特徴を色濃く残しています。

前回のブログでも書きましたが、現存するEchorecは経年劣化による度重なるトラブルの末のリペアやオーバーホールによって、ほとんどの個体がそのオリジナル度を損なっています。Input/Output はGelosoからTRSに交換されパワーソケットも交換されたりするのが主なモディファイ例です (使い勝手はいいけれど) 。

Echorecのハンマーストーンの塗装の色合いも他の個体に比べゴールドの色味が強く、塗装剥がれはありますがかえって渋さを醸し出しています。

それではお写真を公開します。



Front view。比較的綺麗な状態の分厚いプレキシパネル。このデザイン性の高さはさすがイタリア生まれといったところでしょうか。この個体はドイツ輸出用なドイツ語表記ヴァージョン。



パネル左側です。ドイツ語表記です。左からPOWER ON.OFF & INPUT CONTROL (インプットゲイン) / LENGTH OF SWELL (エコー残響音長さ) / VOLUME (エコー音量)

ノブは50年代のT5Eに使用されていたタイプのクリアノブです。



パネル上部にある3つのプッシュボタンがChannel Selectorです。中心にあるのはMagic Eye。EM81 真空管がエコー音に反応して緑色のインジケーターが動きます。



パネル右側です。ドイツ語表記です。左からBASS-TREBLE (トーンコントロール) / ECHO, REPEAT, SWELL SELECTOR (モード切り替え) / SWITCH (4つの再生ヘッドを12通り組み合わせたプリセット)



上蓋を外した状態です。エコーの心臓部のドラムディスクはクリアプレキシカヴァーで覆われています。左側に潤滑オイルとスペアヒューズ。



磁気ドラムです。50〜60年代初め頃までの初期タイプで中身までガッツリ鉄って感じでかなり重いですが60年代の途中で軽くする為に中が空洞の改良版に変更されました。



右側面です。モデルプレート、フットスイッチジャックx2、電源ソケット、110V-240V ボルテージセレクター。無改造の状態です。



シリアルナンバーが入ったモデルプレートです。ミラネーゼ!!



左側面です。Input x3 / Output x3のレイアウト。貴重なオリジナルの状態でGeloso社製3ピンプラグのみが使用可能。現在出回っているEchorecは大半はこの部分をTRSジャックにモディファイされています。



ここもご丁寧にドイツ語表記。Inputの "I" は "E" に、Outputの "O"は "A" の表記になっています。上部のもうひとつのジャックは専用のBinson Pre-Mixerに接続するためのもの。



back viewです。放熱用のベンチレーション。もちろんフルチューブなので真空管が発熱します。使用している真空管はECC83 x5、ECC82 x1、EM81(Magic Eye) x1です。

内部配線も全てがポイント・トゥ・ポイントになっていて、メンテナンスが非常に大変。




オリジナル度も高くレアなドイツ語ヴァージョンの一台です。

さらに珍しい初期仕様の個体でサウンド面も他の後年の個体とは一味違っています。

聴けば一度で虜になる伝説のエコーサウンド。まさしくOne and Onlyな存在です。

お探しの方はこの機会をお見逃しなく!


hiroggy
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