Silvertone 1965年製 1485 100W Head Amp | HOWL GUITARS
2016年06月21日 13時48分30秒

Silvertone 1965年製 1485 100W Head Amp

テーマ: Amplifier
ナマステー

HOWL GUITARSのhiroggyです。

もはや恒例のイントロ文で、インド一人旅の中で起きた事などを面白おかしく文章に表してみようと思います。

これまで書きためた旅行記は 「インド旅行記」 ブログテーマでまとめていますので、気になったら見てやってください。

ゴアにさようなら、次の目的地、ハンピへの道のり。

楽器説明文と写真だけ見たい人はサーとスクロールダウンしちゃって下さいヾ( ´ー`)


インド旅行記 (9) ハンピ編 「ハードな道中にこの世の終わりのような曲~ハンピ奇岩地帯の朝焼け」

ぐおおおおおおん、とかなりディーゼルな轟音と振動をたててバスは発車した。しばらく車中から外を眺めた。田舎のインドの夜って妖しく活気があって、見ていて飽きない。それぞれが道端で大きな釜を囲んで火をくべて、とても黒魔術的な光景に見える。たぶんただ魔女顔のインドママが夕食を作っている光景なんだろうけど。そんな景色も消えてバスの速度はぐんぐん上がった。車窓からみえる景色が吹っ飛んでくくらいの速さだから風がすごい勢いで窓から入り込んできて逆に冷えてきた。まあ寝よう。僕は窓を半分しめてブランケットを首までかけて寝に徹した。しかし30分もしないうちに山道に入り、凄まじいバスの振動とうねりくねりで全く寝れたものではなかった。振動というよりか、寝床を下から巨大ハンマーで叩き上げられるような衝撃だ。いよいよ160cm下の通路に転げ落ちるのも現実味を帯びてきた。他の乗客の 「おおーう」 とか 「おーまいが」 とか 「ふぁーっく」 の声がカーテン越しに聞こえてくる。とにかくバウンスをしまくるバスの車内で静かに寝れていたのは下の段のインド人だけだと思う。さすが神経が図太い。僕ら外国人に出来るのはベッド脇のパイプをしっかりつかんで若干の緊張感の中じっとしていることだけだ。僕はキング・クリムゾンの 『レッド』 を大音量で聴いた。スターレス・アンド・バイブルブラック。この世の終わりみたいな曲だ。

最初の休憩所につく。みんなそろぞろ外にでてトイレにいったりタバコを吸ったりする。くちぐちに 「こんな状態じゃ寝れねえよ」 と文句を言っていた。僕もタバコを一本吸ってバスに戻った。ヴォッカでキメてさっさと寝てしまおうと思ってスキットルを取り出したらそれを見つけた車掌が 「車内では酒は禁止だ」 とうるさく言うのでまた外に出て多めに飲んだ。インド人てこういうところは厳しい。他は結構テキトウなのにね。バスはまたぐおおおおおおんと唸り出発した。僕はジャイルズ・ジャイルズ&フリップの 『チェアフルインサニティ・オブ~』 を大音量で聴きはじめた。キング・クリムゾンの前身バンドで、アルバム自体はちょっとコミカルだけれどロバート・フリップの演奏技術がクリムゾン結成前から飛び抜けて上手いことがわかる一枚だ。「Suite No.1」 なんかを真面目に聴くと、ああ僕は明日からギター弾くのやめよかななんて思ってしまう。曲間のフリップの語りもけっこう面白い。ロドニーイズサッドヤングマン、ビカウズヒーイズファットアンドアグリー。はっきりいってロドニーが気の毒だ。

何度かの休憩をはさんで、何枚かのアルバムを聴き終えて僕の耳が痛くなったあたりでバスは最後の休憩地を出た。時計をみると午前5時だった。空は白みがかっている。さすがにちょっと寝とかないとなと思って、ようやくうたた寝しそうになっていたところで、その休憩地でひとりの若いアメリカ人女性が置き去りにされる事件が起きてバスはしばらく停車した。名も知らないインドの田舎に置き去りにされるのは随分と気の毒だけど、彼女が無事に腕を引っぱられてバスに戻ってきたときには歩けないくらいラリってたからそんな心配はいらなかったわけだ。しかし朝方のインドの田舎のバス休憩地で前後不覚状態までラリって何が楽しいのだろうか。それとも激しい振動で眠れず尚且つ暇すぎたゆえの奇行か。おかげでバスは一時間停まったままだった。やれやれ。

そろそろハンピ周辺まで来た。閉じたカーテンの隙間から淡い藍色の空が見える。僕はもう寝ることを諦めてカーテンを少し開けて外を見ていた。たぶんサトウキビとかバナナ畑なのだろう、わさわさと葉が茂っている一帯。すると何の前触れもなく景色がガラッと変わった。まるで映画のシーンが変わるように。奇怪な巨岩群が目に飛び込んできた。とてつもなく大きな岩が無造作にゴロゴロと転がり、それが見渡す限り続いている不思議な景色。奇岩地帯、ハンピだ。朝焼けに浮かび上がる幻想的な風景を目の当たりにして僕の眠気は一気にすっ飛んだ。ドーパミンが身体中に巡る。これだから旅ってやめられないね。

次項に続く→

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それでは本題の楽器紹介へ移ります。

今回ご紹介するごきげんなアンプは

Silvertone 1965年製 1485 100W Head Ampです。



Silvertoneアンプシリーズの中でも最大出力の1485 Headが入荷致しました。

6L6パワー菅を4本使用した100W大出力のギターアンプです。当時のカタログには120Wモデルと書かれていますが実際の出力は100Wくらいです。

Silvertoneチューブヘッドアンプの兄弟モデルに1484 (50W) と1483 (23W)などがあります。1485と1484のヘッドキャビネットサイズは同じなのでそっくりさんですが、兄モデルの1485の爆音には勝てません。

チャンネルは2つあり、さらにトレモロとリヴァーブまで搭載したハイスペックなデラックス仕様です。ちなみに当時の販売価格は250ドルとかなり高め。

またフロントパネルに 「SIX SPEAKERS」 と書かれている通り、このモデルとセットのスピーカーキャビネットがあり、10インチのJensenを6発搭載しています。上段3発で2.8Ω、下段3発で2.8Ωというインピーダンスで結構変わった構造をしています。

この1485を使用して有名なのがJack Whiteで、レトロでブーミーな音色が特徴です。

独特なルックスとスペックでマニアからの人気が高いアンプで、Jack Whiteの愛用も合わさって近年では人気が高騰しているモデルです。

それではお写真を公開します。



フロントパネル左側です。チャンネル1のコントロールとインプット。



フロントパネル中央です。チャンネル2のコントロールとインプット。



フロントパネル右側です。リヴァーブとトレモロのコントロールとスイッチ類。



back viewです。



6L6GCパワー真空管が4本。中央には巨大なパワートランス。



12AX7が中央に3本、両側に6CG7が2本。



1485モデル名のプリントです。



シャーシナンバーです。



取り出したシャーシです。細長く詰め込まれたパーツ類。



左側。オリジナルのアウトプットトランスが2つです。6発のスピーカーを上下段3発づつに分けて、それぞれにアウトプットトランスを使用した独特な回路です。



中央のオリジナルパワートランス。



細長い金属筒はリヴァーブタンクです。



シャーシ内部です。とても独特。



シャーシ内部左側です。



シャーシ内部右側です。





とても独特でレトロ・アメリカンなアンプです。

探してみると以外と見付からないレアなアンプになります。

100Wの出力で、しっかりとラウドにアウトプットされます。

大出力のわりに細長コンパクトなボディも持ち運びに大変便利。

お探しの方はこの機会に是非!


hiroggy
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