Vox 1961年製 AC-30 JMI-Era [Fawn Colour] | HOWL GUITARS
2016年01月15日 15時19分03秒

Vox 1961年製 AC-30 JMI-Era [Fawn Colour]

テーマ: Amplifier
ナマステー

HOWL GUITARSのhiroggyです。

2016年になりました。前年のブログに続きイントロ文で、インド一人旅の中で起きた事などを面白おかしく文章に表してみようと思います。旅の供に持って行った小説が村上春樹氏の小説だったので、ちょっとハルキノベル風旅行記にトライしています(笑)

インド入国。最初の滞在地、ゴアでのアレコレ。

楽器説明文と写真だけ見たい人はサーとスクロールダウンしちゃって下さいヾ( ´ー`)



インド旅行記 (6)ゴア編「ゲストハウスへ」

僕はピラニア的客引きを回避して一度空港内に戻った。

プリペイドタクシー受付カウンターに行き滞在先のカンドリムビーチまでの定額の運賃チケットを書いてもらう。このチケットをタクシードライヴァーに見せて行き先に到着して納得したら決められた料金を払うシステムだ。プリペイドというよりはフィックスドプライスタクシー。なにせインドのタクシーやリクシャーに誘われるがまま乗って日本みたいにメーター通りの料金を払えばいいなんてシステマティックな清算はあり得ないからだ。走行メーターなど只のイミテーションで実際は作動させない。値段交渉をしようがなんだかんだの理由をつけて交渉成立時の値段よりも多く請求される。

カウンターで対応してくれた女性は僕が今まで会った女性の中でトップクラスに不機嫌だった。黄色い紙のチケットをブックレットから乱暴に引きちぎりカウンター越しに放り投げ (放り投げられて死にかけの蝶のようにひらひらと床の上に着地した) 「ふすー」という鼻息を出すと同時に顔をぷいっと横に向けて僕という存在を全面的に拒否しているような態度が溢れ出ていた。僕はチケットはもらったもののプリペイドタクシーはどこにあるのだか知らないがために、音程がとれない時のティナ・ターナーみたいに険しい表情をした彼女の横顔に向かってもういちど訊かなければならなかった。
確かこんな感じで
"Thank you very much for the ticket. Would you possibly tell me where I could get the prepaid taxi please?"「チケットをどうもありがとう。もしよろしかったらプリペイドタクシーはどこでのれるか教えてもらえませんか?」と僕はビジネス英語メールばりに馬鹿丁寧に訊いた。返事は返ってこない。いささか馬鹿丁寧に聞きすぎたようだ。「タクシー?」と訊きなおす。
彼女は同じ姿勢を保ったまま無言で親指を窓の外に向けた。うんそうだよね。空港のフロアにタクシーは入ってこないもんね。彼女の究極にコンパクトな指示に従って僕は外に出た。ここはインドだ。これくらいのことで気分を悪くしていたら帰る頃にはジャック・ニコルソンのようにハゲてしまう。
僕はチケットが見えるように指の間に挟んで歩いていると、冷蔵庫の奥で忘れられて皺の入ったジャガイモのように顔色の悪いおっさんが寄ってきて「ハローマイフレンド、プリペイドタクシーオーケー、モンダイナイ(ここだけ日本語)」と言うので、料金をしっかり確認させて彼のタクシーに乗りこんだ。オンボロの旧型トヨタファミリアだ。現在の東京で走っていたら逆に目立つくらい古い型だろうな。さあさあ出発だ。とりあえずタバコを吸いたかったのでマッチを借りて一服。長い長いフライト後の初めてのタバコなので若干頭がくらくらした。窓を全開にあけて南国の風を同時に吸った。
インドのタクシーやリクシャーのドライヴァーはとにかく飛ばす。クラクションは常にビービー鳴らす。遅い車は容赦なく煽って追い越す。何度かドライヴァーに色々と質問されたが外の騒音とヴィンテージファミリアの騒音のせいで何も聞き取れなかった。とりあえず車の振動に合わせて頭をゆるく縦に振りながらオーイエーとだけつぶやき返した。
椰子の木に囲まれた細かい道を抜けると視界が開け、何か赤茶色の巨大な物体がいくつも川のほとりに浮かんでいるのを見た。貨物船の墓場だった。かなりの数の大型貨物船がただそこに並べて捨てられていて、どれもびっしりと赤錆に覆われている。特に感動するわけではないけれど、やっぱり非日常的な光景に目を奪われた。
そんな景色をしばらく眺めているとあらためて南インドに来たんだという実感が湧いてきた。いくつかのうらぶれた集落を抜けていくつか悪臭のする街も過ぎて最初の滞在先のゲストハウスに到着した。その名も「ギターゲストハウス」
ゴアのビーチ付近に無数にあるゲストハウスからこの宿に決めたのはもちろん名前選考だ。ギターリストがこの宿に泊まらなくてどうすんの。ってやつだ。別にギターが置いてあるわけでもなんでもないだろうけど。結果的にこのジャケ買い的選考が功を奏することになった。人は世界どこでも音楽でつながるのである。
ギターゲストハウスはカンドリムビーチから徒歩3分ほどに位置した中級ゲストハウス。カンドリムビーチは北に有名でいつも混み合ってるカラングートビーチ、南に高級リゾート地帯のシンケリウムビーチに挟まれた静かでピースフルなビーチだ。ゲストハウスオーナーのポールさん(英渾名、本名は別にあるが聞き取れなかった) と家族の住む家の二階部分の二部屋がゲストルームとして使われている。僕がブックした部屋は広いステュディオタイプのシングルルームで、キングサイズベッド、エアコン、冷蔵庫、簡易キッチン、クローゼット、24時間使用可能なホットシャワーと水洗洋式トイレ付きバスルーム、それにバルコニーが付いて一泊2000円程だった。結果、僕が3週間のインド旅行中で泊まったゲストハウスの中で一番贅沢な部屋だったし清潔で快適だった。もちろん他のゲストハウスに比べたら高いのだけれども、前に書いた通り僕はゴアでゆっくりと羽を伸ばしたかった。自分の中の大蔵省との我慢比べの貧乏旅をビーチがある観光地ではしたくなかったのだ。その分他の都市では節約して、トラブルが多くて頭を抱えたくなるようなゲストハウスに泊まることになったのだが。とにかく僕は部屋に入って荷物を適当に放り投げてからエアコンのスイッチを入れた。ピピっ

次項に続く→

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では本題の楽器紹介へ移ります。

今回ご紹介するヴォックスィなアンプは

Vox 1961年製 JMI AC-30 Twin Combo [Fawn Colour]です。



貴重なJMI期のVox 1961年製 AC-30 Fawnが入荷致しました。

数々のミュージシャンに愛用されえて、VOXこそBrit Soundを作り出したアンプメーカーと言っても過言ではありません。英国歴史的功労賞を与えてもいいんではないか!と思う程です。

今回の個体はなかなか見つけるのが大変な初期のJMI期もの。しかもレアカラーのFAWNでカッパーパネルのノントップブースト仕様です。Voxマニアも唸る一台でしょう。

オリジナルのCelestion 12インチブルーアルニコスピーカー二発搭載したJMI期VOX AC-30以外では絶対に出ないサウンドキャラクターと音圧を持った最高な個体です。

ブラウンダイアモンドグリルネットも破れがなく、エクセレントコンディションです。

それではお写真を公開します。



オリジナルのVOX logo。



TOP BOOST回路に改造されていない大変貴重な個体です。VOXの真髄の音はやはりトップブーストなしのミドルが強い粘りのある音ですね。ハンドルは交換されています。



コントロールパネル左側です。



コントロールパネル右側です。



back viewです。スーパークールなFAWN colourのカヴァリング。



バックのパネルにはモデル名とシリアルが書かれています。



バックパネルを外した状態です。電解コンデンサーはメンテナンス時に交換されています。



シャーシ内部の左側です。トレモロ/ヴィブラートチャンネルの回路が確認できます。



シャーシ内部の中央部です。カップリングコンデンサーはWimaで統一されています。



シャーシ内部の右側です。メンテナンス時にH.T. Fuseが追加されています。



取り外したシャーシです。トランスは超貴重なHaddon Transformerです。



オリジナルHaddonメイントランス。



消耗品の真空管は交換済みです。



オリジナルHaddonアウトプットトランス。



シャーシ内部です。



LEFT SIDE



RIGHT SIDE



スピーカーはオリジナル Celestion Blue AlNiCo。大変貴重なスピーカー。



ステッカーも残っています。



電源ソケットとケーブルはアップグレードされています。





Top Boostに改造されていない大変貴重な1961年製 VOX AC30 FAWNです。

全体的にコンディションも良くコレクタブルな一台です。

しっかりとメンテナンス・クリーニングされていますので末長くご使用いただけます。

VOX特有のパンチの良さ、きらびやかさは極上です。

お探しの方はこの機会に是非!


hiroggy
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