くも膜下出血から１１日目から１３日目
一番苦しかった日々
ちょっと、やさぐれました
このブログは、「車いすでものほほん元気な夫くんのお出かけ日記」
のつもりで始めましたが、
ときどき、夫くんがくも膜下出血で倒れてから今に至るまでのことを
振り返ってみようと思っています
それは、これからも気持ちよくお出かけを楽しむために
私たちの整理のために必要なような気がしています
そして、めったに体験できない私たちの体験が
同じ病気の人に限らず
思いがけない困難に出逢い、怖さと不安の中にいる誰かに届き
少しでもお役に立てることがあれば
こんなに嬉しいことはないなぁとも思っています
～これまでのこと その８～
今回は、その振り返りの８回目
からの続きです
水頭症の状態は改善し、ドレーンも外れ
視線が泳ぐのも落ち着いてきたし
左右の手ともに動きが確認できるし
左足も最初は痛みを加えてもピクリとも動かなかったのが
なんとか刺激に対する反応は見られるようになり
ホッとしました
酸素マスクも調子がよいときは、外せるようになりました
唇が乾いて、ひび割れています
たぶん、口が渇くのでしょう
みず、みず
と、言いたいのだろうとは伝わりますが
言葉になりません
スポンジで口の中を拭いたり
湿らせたりしますが
自分の唾液ですら、うまく呑み込めないようで
詰まらせては、苦しみます
抗菌剤の点滴も続いていますが
熱もさがりません
誤嚥性肺炎が続いているのか
体温の調節ができないのか
たぶん、両方？
なんとなく右半身だけ、
薄っすらと汗ばんでいるような様子に気が付いて
ちょっと、ぞっとします
左は？汗もかけないの？
吸引されて、苦しむ様子が
エクソシストのようです
息をしようとして
唾液がのどに詰まって
もだえ苦しむ
吸引されて、さらに苦しむ
吸引が引き金になって嘔吐する
誤嚥防止のためにまた吸引する
ちょっと脱力？
意識が遠くなったかんじ？
ST（言語聴覚士）の先生によると
まれに飲み込みできるときもあり
希望はありますとのこと
夫くんは、この一番苦しそうだった時のことを
いっさい憶えていないそうです
憶えていなくてよかったと心からそう思います
正直、私もこのときのことは
あまりよく思い出せません
いったい、この苦しそうな状態が
どこまで続くのか？
いったいなぜ、この人が、こんなにも苦しい思いを
しなければならないのか？
神も仏もないのか！？
心がやさぐれました
こんなことなら、もっともっと好きなことやりたいことを
やらせてあげればよかった
ドライブ、おでかけ、旅行大好き
甘いものおいしいもの食べるの大好き
でも私は、遊びにでかけようと誘われても
そんなことやってる場合じゃないでしょ！
甘いもの食べすぎたら身体に悪いでしょ！
って、気持ちになって制限かけることが多かったなぁと、反省
どうして、もっともっと一緒に楽しめなかったのかと後悔
私は、いったい何を怖れて
何を頑張っていたのでしょう？
無駄？役に立たない？しょうがない？
そんなことをしてる場合じゃないないと思っていた
それこそが一番大切な時間
だったのかも
「まじめにやりなさい
我慢して頑張ったらあとでいいことがあるから
自分のことより、人の喜ぶこと、
みんなのためになることを先にしなさい」
子供のころ、お母さんや学校の先生に言われませんでした？
でもこれは、間違い！！
私は、そう思います
一瞬先は、命の有無だってわからないのが真実
身の丈にあった正直な気持ちで
やりたいことだけ
やらないとほんと後悔します
限られた命
与えられた命
せっかくもらった命をいっぱいに喜ばせて
活き活きと生きないと
やりたいこと以外に使うなんて
逆に罰あたりかも
こんなことを考えさせられたCCMでの日々も
ようやく、やっと終わりハイケアユニット（HCU）へ移動
くも膜下出血で倒れた日から１３日目のこと
２週間近くも救命救急（CCM）から出られなかったなんて・・・・
また、この続きは後程
今日も、振り返りにお付き合いいただきありがとうございます
こうして書けてよかったぁ～♡
今日書いたことを忘れずに暮らしていこうと思います
それと、こんな苦しいこと憶えていなくてよかったというのは、
本心だけど
やっぱり私が感じたいろんな気持ちを
夫くんには知ってほしいという
気持はあったかなぁ
話さないと一人で背負っているような気になってしまう
これからもいろんなことをたくさん話していこうと思います
お付き合いいただき
ありがとうございましたm(__)m
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