夫くんは、くも膜下出血で倒れてから1年ちょっとくらいの間のことをほとんど覚えていません。
1日に何回も嘔吐したり、頻回の痰の吸引があったり、高熱でうなされたり、傍で見ていても苦しそうで、地獄絵図とは、このことかという感じだったので、憶えていなくて本当によかったと心から思っていました。
私も・・・正直にいうと、いまだに思い出したくない気持ちがあるかな~
もちろん、夫の意識がはっきりするようになってから、
一通りこれまでの経過を話したことはありますが
病歴作成のために事柄を追ったかんじで
あんまり、詳しく話せていません。
先日、記憶がはっきりしていないときの記録を見せてほしいと夫くんから言われ
入院時の手帳が2冊と在宅介護となってからのノートが9冊
しまい込んでいたものを引っ張り出してきました
「あ~、そうだったなぁ」と、忘れてしまっていることだらけです
私は最近、日常でも認知症か?と思うほどぼけかかっていますが(笑)
忘れてしまいたいという潜在意識がそうさせてたりして・・・と思ったりしました
これまで生きてきた中で、一番怖かったしんどかった体験を
一人で背負い込まずに
夫くんに共有してもらうためにも
ノートを見ながら2人で振り返ることは
これからの長い人生を共に歩むためにも大事な作業かもしれません
そして、ブログにもちょっと書けば
もしかしたら病後間もなくて自分と同じような人がいたら、
そんなにも大変な状況であっても5年も経てば
毎日が幸せだなぁって思えるようになると
希望を持ってもらえるんじゃないか
なにか役に立つことも、
もしかしたらあるんじゃないかと
夫くんはそう言うのです
私は、人間の器がちっちゃいので、思わず
「そんな立派なこと思うなら、自分で書いてよ~。」
と、いったら夫くん
「だって、僕、憶えてないもん」
・・・・・・・。
そうでしたね。はい。
と、いうわけで、おでかけネタのない日は
ちょこっとずつ、発症後の振り返りをブログにも書いてみようかと思います
自分たちの整理、共有が大きな目的で
文章も上手ではないのでお恥ずかしいのですが
もしかしたら、4年前の私と同じような体験をし、あまりの出来事に、
頭が真っ白になっている誰かに届くことがあるならば
こんなに嬉しいことはありません
だいじょうぶ、だいじょうぶ♡
明けない夜はありません
なぜ、こんなできごとに出逢わなければならないのか?
今は、わからなくても
最善が与えられていることを信じて
困難のおまけについてくるいいこと探しをしていきましょう♡
これが私のおまもりの言葉でしたし、今でもこれからもそうです。
そしてこれがおまもりの青龍ちゃん
学生のときの中国旅行のお土産物屋で出逢いました
この子の目を通してみると、大変なことも面白がることができて
やんちゃマインドを思い出すことができる気がするのです。