【6】【ポイント=打点】と【3種類の振り方】について
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■【ポイント=打点】について
■【3種類の振り方】について
【振り方を映像で練習したい人】はこちらで↓どうぞ(無料です)
指揮法の極意
【予備とポイント】についての
↓分かり易い映像によるレッスンはこちらです。
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プロの指揮者になるのは簡単ではありませんが、
指揮をする事は、車の運転と同じように誰でも出来ます。
指揮法の「初級から上級の全ての技術」について、誰にでも分かるように
出来るだけ分かり易くお話ししていきたいと思っています。
どうぞ楽しんで力を付けて下さい!
後日、これらの技術を自由に使いこなして、様々な古今東西の名曲を
実際に振れるようになるレッスンを開講したいと思っています。
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■今日のポイント(要点)は【 ポイント(打点)】についてです。
「ン?~~~ポイント..... ポイント ~~~何の事だ?」
■例えば4拍子なら「1.2.3.4.」とリズムを刻んで行きますね。
このリズムの拍を示す為に、作曲家・兼・指揮者の
ジャン=バティスト・リュリ(1632年-1687年)は、指揮杖で床を叩いて
音を鳴らし「1.2.3.4.」と拍を示して指揮をしました。
しかし、その指揮杖で自分の足を強打し、その傷がもとで亡くなったそうです。
この、拍を刻む瞬間点の事を「ポイント(打点)」と呼びます。
現代では「指揮杖」ではなく「指揮棒」や手を使いますが、
ポイントを分かり易く示す事は、指揮をする上で、とても大切です。
■「ポイント」は、はっきりと分かり易く示した方が良い場合と、
はっきりと示さないでアイマイにした方が良い場合があります。
全員のアンサンブルをピッタリと合わせる時や、
リズムをキッチリと作りたい時等は、はっきりと示す必要があります。
しかし
流れるようなメロディを振る時や、長い音を延ばす時には
「ポイント」をアイマイにしたり全く示さない方が効果的な場合もあります。
(詳しい事は、後ほど説明します)
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
「ポイント」を意識して振る事は、とても大切なので、
今回は、その点について実際に練習してみましょう。
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まず、ボール(よく弾むもの)を用意して下さい。
もし手元に無い場合は「ボールを持っている」つもりで練習しましょう。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ボールを胸の高さの所で、手に持ち、そのまま自然に手を離してみて下さい。
引力に従って床にドンと落ちますが、再度、胸の高さまでは戻って来ません。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今度は、手に持ったボールを、持ち上げてから少し力を入れて床に打ち付けます。
すると
「ドン」と音がして、引力の法則に従って跳ね返りますね。
跳ね返って来たら、そのままボールを連続でついて(ドリブル)みて下さい。
ボールをつく時は、少し力を加えないと、ドリブルが続きませんね。
スポーツをする人は、誰でも簡単に出来ると思いますが、もし出来ない場合は、
何度でも練習して、ドリブルが上手に続くようにしましょう。
(これが出来ない人は、指揮も上手に出来ませんよ!)
そして、この【ドリブルする感覚】を体でしっかりと掴んで下さい。
■ボールを弾ませる為に
「セーノ!」と「力を入れて上に持ち上げた」運動が【予備】です。
■ボールが床に「ドン」と音を立てて落ちた瞬間点が【ポイント(打点)】です。
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3種類の振り方
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■━━━━━━【ポイント振り】━━━━━━━━━━━━━━━■■■
ボールを「ドリブルする」練習が上手に出来るようになったら
ボールの代わりに「指揮棒」を持ち、振ってみましょう。
この時に、先程ボールが「ドン」と音を出したポイントを想像ながら
指揮棒が一番下に到達した「ポイント(打点)」で
「ドン」と音が出るつもりで振りましょう。
少しだけ勢いを付けてスピードアップ(加速)して下に打ち付けないと、
ボールのドリブルが続きませんでしたね。
「ポイント」をはっきりと示す指揮棒の振り方では
「ボールのドリブルを続ける」という感覚を持って振りましょう。
これで【1拍子のポイント振り】が完成しました。
■このようにポイントをはっきりと示す振り方を【ポイント振り】と言います。
■━━━━━【レガート振り】━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
■今度は、指揮棒の代わりに、手に持った柔らかい鳥の羽毛で
「乱暴に扱うとすぐに壊れてしまう程の柔らかいボール」を
易しくドリブルしてみて下さい。
鳥の羽毛や、すぐに壊れるような柔らかいボールは手に入らないと思うので
そのつもりで練習してみて下さい。
(満員電車の中で練習するのは止めましょうね----確実に怪しまれます)
勢いをつけて振ったらボールが壊れるし、強く床にぶっつけたら壊れるので
ポイントは易しく、そっと振らなければなりませんね。
■このように、なめらかな流れるような振り方を【レガート振り】と言います。
【この振り方は流れるようなメロディ等を振る時に使います】
■━━━━━━【メトロノーム振り】━━━━━━━━━━━━━━■■■
■ロボットのように指揮棒を持った手を、加速したり原則したりしないで
機械のように正確に上下させて振ってみて下さい。
ポイントは軽く意識するけれど、叩いたり弾んだりしないで機械的に。
この振り方を【メトロノーム振り】と言います。
【小節数を数えたり、休符を伝えたりする時に使うと便利な振り方です】
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これらの3種類の振り方は次の映像で、一部分見る事が出来ます。
今までの話を参考にしながら見て下さい。
きっと意味が良く分かると思います。
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今日はここまで!
See you ! Next time.
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ジョナサン坊やも無意識に使っている技術を誰にでも分かり易く解説!
【予備とポイント】についての
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サルには真似出来ない【カッコいい指揮棒の使い方】
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■今回のまとめ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
┏…┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…┓
┃☆┃■ポイントを意識する為にはボールのドリブルを練習する事。 ┃
┃ ┃■振り方には3種類あり、それぞれポイントに対する意識が違う ┃
┃ ┃■1#ポイント振り---ポイントをはっきりと示す ┃
┃ ┃■2#レガート振り---柔らかく、なめらかな動きを大切に ┃
┃ ┃■3#メトロノーム振り---ロボットのように機械的に振る ┃
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■【ポイント=打点】について
■【3種類の振り方】について
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指揮法の極意
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「ン?~~~ポイント..... ポイント ~~~何の事だ?」
■例えば4拍子なら「1.2.3.4.」とリズムを刻んで行きますね。
このリズムの拍を示す為に、作曲家・兼・指揮者の
ジャン=バティスト・リュリ(1632年-1687年)は、指揮杖で床を叩いて
音を鳴らし「1.2.3.4.」と拍を示して指揮をしました。
しかし、その指揮杖で自分の足を強打し、その傷がもとで亡くなったそうです。
この、拍を刻む瞬間点の事を「ポイント(打点)」と呼びます。
現代では「指揮杖」ではなく「指揮棒」や手を使いますが、
ポイントを分かり易く示す事は、指揮をする上で、とても大切です。
■「ポイント」は、はっきりと分かり易く示した方が良い場合と、
はっきりと示さないでアイマイにした方が良い場合があります。
全員のアンサンブルをピッタリと合わせる時や、
リズムをキッチリと作りたい時等は、はっきりと示す必要があります。
しかし
流れるようなメロディを振る時や、長い音を延ばす時には
「ポイント」をアイマイにしたり全く示さない方が効果的な場合もあります。
(詳しい事は、後ほど説明します)
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「ポイント」を意識して振る事は、とても大切なので、
今回は、その点について実際に練習してみましょう。
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まず、ボール(よく弾むもの)を用意して下さい。
もし手元に無い場合は「ボールを持っている」つもりで練習しましょう。
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ボールを胸の高さの所で、手に持ち、そのまま自然に手を離してみて下さい。
引力に従って床にドンと落ちますが、再度、胸の高さまでは戻って来ません。
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今度は、手に持ったボールを、持ち上げてから少し力を入れて床に打ち付けます。
すると
「ドン」と音がして、引力の法則に従って跳ね返りますね。
跳ね返って来たら、そのままボールを連続でついて(ドリブル)みて下さい。
ボールをつく時は、少し力を加えないと、ドリブルが続きませんね。
スポーツをする人は、誰でも簡単に出来ると思いますが、もし出来ない場合は、
何度でも練習して、ドリブルが上手に続くようにしましょう。
(これが出来ない人は、指揮も上手に出来ませんよ!)
そして、この【ドリブルする感覚】を体でしっかりと掴んで下さい。
■ボールを弾ませる為に
「セーノ!」と「力を入れて上に持ち上げた」運動が【予備】です。
■ボールが床に「ドン」と音を立てて落ちた瞬間点が【ポイント(打点)】です。
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3種類の振り方
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■━━━━━━【ポイント振り】━━━━━━━━━━━━━━━■■■
ボールを「ドリブルする」練習が上手に出来るようになったら
ボールの代わりに「指揮棒」を持ち、振ってみましょう。
この時に、先程ボールが「ドン」と音を出したポイントを想像ながら
指揮棒が一番下に到達した「ポイント(打点)」で
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少しだけ勢いを付けてスピードアップ(加速)して下に打ち付けないと、
ボールのドリブルが続きませんでしたね。
「ポイント」をはっきりと示す指揮棒の振り方では
「ボールのドリブルを続ける」という感覚を持って振りましょう。
これで【1拍子のポイント振り】が完成しました。
■このようにポイントをはっきりと示す振り方を【ポイント振り】と言います。
■━━━━━【レガート振り】━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
■今度は、指揮棒の代わりに、手に持った柔らかい鳥の羽毛で
「乱暴に扱うとすぐに壊れてしまう程の柔らかいボール」を
易しくドリブルしてみて下さい。
鳥の羽毛や、すぐに壊れるような柔らかいボールは手に入らないと思うので
そのつもりで練習してみて下さい。
(満員電車の中で練習するのは止めましょうね----確実に怪しまれます)
勢いをつけて振ったらボールが壊れるし、強く床にぶっつけたら壊れるので
ポイントは易しく、そっと振らなければなりませんね。
■このように、なめらかな流れるような振り方を【レガート振り】と言います。
【この振り方は流れるようなメロディ等を振る時に使います】
■━━━━━━【メトロノーム振り】━━━━━━━━━━━━━━■■■
■ロボットのように指揮棒を持った手を、加速したり原則したりしないで
機械のように正確に上下させて振ってみて下さい。
ポイントは軽く意識するけれど、叩いたり弾んだりしないで機械的に。
この振り方を【メトロノーム振り】と言います。
【小節数を数えたり、休符を伝えたりする時に使うと便利な振り方です】
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これらの3種類の振り方は次の映像で、一部分見る事が出来ます。
今までの話を参考にしながら見て下さい。
きっと意味が良く分かると思います。
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今日はここまで!
See you ! Next time.
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ジョナサン坊やも無意識に使っている技術を誰にでも分かり易く解説!
【予備とポイント】についての
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サルには真似出来ない【カッコいい指揮棒の使い方】
↓分かり易い映像によるレッスンはこちらです。
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■今回のまとめ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
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┃☆┃■ポイントを意識する為にはボールのドリブルを練習する事。 ┃
┃ ┃■振り方には3種類あり、それぞれポイントに対する意識が違う ┃
┃ ┃■1#ポイント振り---ポイントをはっきりと示す ┃
┃ ┃■2#レガート振り---柔らかく、なめらかな動きを大切に ┃
┃ ┃■3#メトロノーム振り---ロボットのように機械的に振る ┃
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