その昔 めちゃくちゃ落ち込むことがあった
舞台が大好きな私は 舞台を作る考えることが大好きで
毎日が充実していた
それが考えられなくなり意欲が湧かない 笑えないなにも笑えない
実に私らしくない日々を送ったことがある
大きな喪失感か?圧迫感か?わからないが
気がつけば心から相談できる人はいなかった
信頼できる人はたくさんいたのに
話したところでどうすることもできないし
でも 息が詰まる
でも
心配かけたくない
聞かせたくない
悩ませたくない
どの人にもそう思え 相談はしなかった
自分自身何とかしないと らしくない らしくない らしくない らしくない自分は大嫌いだった
そんな時に1本の映画を見た 人を救うその
信念を貫くために たくさんの支えを失った映画だった
その人の体と心は ボロボロになっていくのに
周りの人は救われていく
そのストーリで 途中孤独になった主人公は
一人荒野で がんばれ〜〜〜〜と叫んでいた
自分のために 荒野の先には何にもないけれど 大声で叫んでいた
映画が終わってとなにいた友人は ボロ泣きしていた
私は泣けなかった 不思議と泣けなかった
舞台では芝居ではいつでも泣けるのに いつでも泣いていい状況に私は泣けなかった
帰ってから お風呂の中でふとそのシーンを思い出し 涙がでた
声に出さずに 大声でがんばれ〜〜〜〜と叫んだ
誰に向かって叫んでるのかわからないけれど 何回も何回も叫んだ
荒野にたち風を受け一人たたずむ ライオンになってた 何回目からか自分に叫んでると気がついた
映画は最後主人公は志なかばで死に やりきれない終わりかと思った でもその何年か後
主人公が助けた子供が大人になって また人を助けに荒野に立っていた
それがリピートした 誰でも
人間は自分の力ではどうにもできないことが時に襲ってくる どうしようもなく
力のなさに孤独を感じてやりきれないと思うことがある
人間それぞれ持ち合わせる力は様々だから 時と場所によって 発揮しないかもしれないけれど
でも そんな私のわずかな力を求めている人もいて
役に立つことがあることにも気がついた
私に向かって作られた映画でもない でも私に大きく貢献してくれた映画である
私の芝居は誰か特定の人間に向かって作られたものじゃない でも誰かに大きく貢献できる芝居になるかもしれない
その後何日かして私の悩みや押さえつけるよな息苦しさは どこかへ消えた
らしくない自分はいつの間にか消えた
らしくない自分に打ち勝った 自分が自分を励ましていつの間にか自分が帰っていた 1本の映画は私を救ってくれた
1本の芝居が舞台が誰かを救うかも 気がつけが私は笑っていた 本来私はよく笑う よく笑かすと言われる
らしい自分は荒野の向こう方地球一周回って 孤独な自分の肩を叩いていたような
今日も私は荒野に立つ????? いやいや舞台に立つ ライオン![]()
今現在も私とおんなじ らしくない自分になってる人がいるかもしれませんが がんばれ〜〜〜と叫んでください
らしい自分に届いて きっとらしい自分が帰ってきます その時はとても強い自分が帰ってきます