子供の可能性に目を向ける

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美点凝視という言葉があります。

いいところも悪いところがある。

悪いところに目を向けても何も生まないから、

いいところを見ようというものです。

 

そして最近は、子供を褒めて伸ばすという風潮があります。

私はそれ自体が良いとも悪いともいうつもりはありません。

ただ私は違う視点が必要ではないかと考えています。

 

子供を見る時に見るべきは、いいところではなく、可能性ではないかと思うのです。

いいところも悪いところもひっくるめて、

子供たちはたくさんの可能性を秘めています。

そしてそれを育てていくための手ほどきをするのが、

親の役目だと思うのです。

 

褒めて伸ばすことが行き過ぎると、甘やかしに繋がります。

甘やかすことは、その子の可能性の芽を摘んでいきます。

 

農作物はしっかりとした豊かな土壌に種を植えるから、豊かな実を付けます。

そして土壌作りに大事なのが、冬なんですね。

春夏秋冬ではなく、冬春夏秋。

まず冬をしっかり過ごすことが、豊かな秋を迎えるために大事なのではないでしょうか。

冬を経験させることなく春からスタートするから、

将来に冬がやってきて、耐えられないということもあるのかもしれません。

 

可能性に目を向けるのであれば、

叱るべきところは叱ります。

悪いところを改善した方が可能性を伸ばすのであれば、

そこを改善していい芽が育つようにします。

一見悪いと思えることだってその子の個性であって、

道しるべさえしっかりすれば、大きな可能性に変化すると思うのです。

 

「躾」とは身を美しくすると書きますが、

時には厳しく、親は心を痛めながら、それでも子供の可能性のために諌める。

あくまで、怒るのではなく、叱る。

感情ではなく、理性で導くわけです。

 

ちなみに「躾」とは国字であって、漢字ではありません。

日本国由来の字です。

日本の先人たちは、そうやって子供たちの未来の可能性のために腐心し、

その先に今私たちが生かされていると考えると、

親としての責任の重さを改めて感じます。