(先日のアメブロへの投稿からこんな展開があったことをご報告♩)
古民家好きな私は、いつか機会があればと探していたら、とうとう出会った!
場所は旧北条市。100年近い家は風格があり、手入れも行き届き、そのまま住める!庭には大きな農業用倉庫が付き、隣接の山林・畑を合わせると3300坪にもなる!タケノコが豊富に採れる竹林と、元ミカン畑は甲種と呼ばれる優良農地。ここを守ってきたのは80半ばのTさん。奥さんを見送りひとりで頑張ってきたがそろそろ潮時と、施設入所を決断。
池には大きな鯉がゆったりと泳ぎ、山の水が流れ込みここちよい水音を立て、別世界へいざなってくれる。Tさんお手製の池の排水設備は、バルブをひねれば池の底に貯まった汚泥を排出、鯉を引き揚げること無く、池底を洗い流す。Tさんの知恵に脱帽。
この古民家取得のために私は、「農業従事者」の資格を申請した。知識も経験も無いが、友人達と一緒に農業に取り組むことで、農業委員会から許可が下りた。これから3年かけて山を開墾することになる。
農業従事者になったことをブログに載せると、お客様の目に止まり「あと2年で定年だが、定年後農業をやりたい」と相談があり、田んぼ付きの農家用住宅の購入が決まった。農業従事者の許可は松山では3反になったが、伊予市は5反。借地を加えて5反の農地を確保。許可が下りれば62才の買主様は晴れて農家。休みを返上し野菜や米を作ることになり大忙しとなるが、念願が叶うと大喜び!
こうした動きと呼応するかのように、国が昨年4月、農地の貸借を進める「農地中間管理機構」を立ち上げ、愛媛では「えひめ農林漁業振興機構」が業務をスタート。11月末には、松野町で第1号の貸出しが決まり、現在19件が手続き中。
分散した農地を集約し、基盤整備を済ませて貸し出しをするなどの補助制度も創設。全農地を貸出した農家には経営転換協力金が30万から70万円が支給される。また、地域に交付される地域集積協力金もある。愛媛には8億円の予算が割り振られており、後継者の少ない農家に明るい兆しが見え始めた。不動産業者も又、新たな顧客の開拓が見込まれる。