山口県下関市にそびえる名峰、鬼ヶ城と、静かに歴史を刻む一字一石塔を目指す登山を紹介します
一字一石塔には「奉納大乘妙典一字一石塔」の文字と、明治16年5月に建立されたという歴史が刻まれています。この塔は、仏教経典の一字一字を小さな石に書き写して地中に埋めた「経塚」の上に建てられた、供養・祈願のための歴史的な遺構です。また塔の周囲に並べられた丸い石が、当時の人々の篤い信仰心を現代に伝えているようです。
一字一石塔、鬼ヶ城へ至る登山道は急登続きで、途中に出合う奇岩巨石を併せてまるで修行道のようでした