こんにちは!K社員です。 

 

 

皆さんは、初対面なのにものすごく話しやすい人に出会ったことはありませんでしょうか。

 

今回はそんな話です。

 

 

15年程前のSNS黎明期に同じ趣味のコミュニティで知り合った人がいます。

 

当時、全国各地からコミュニティメンバー(といっても10人ほど)が集まる機会があり、

 

もちろん皆初対面だったのですが、そのうちの1人と非常に馬が合い、飲み会解散後も、2人で朝まで飲み明かしました。

 

その後もコミュニティ上で彼とはメッセージを交わしたりしていたのですが、しばらくしてお互いにSNSにログインする回数が減り、自然と疎遠になりました。

 

 

 

そして今から5年程前。

突然連絡があり、出張でこちらにくるとのことで、約10年振りに飲みに行くことに。

 

 

直接会うのは2回目で、しかも10年間の空白があったのですが、すぐに意気投合しました。

 

 

時事や何かの話題に対し、「〇〇に感じる」と同じ反応を示したり、「〇〇みたい、〇〇のように」と物の例えが同じだったり、思考回路が似ているので、少ない言葉でお互い理解できる。

 

言葉少なく相手に自分の考えが伝わるのはとても心地が良く、非常に楽しい時間となりました。

 

お互いアルコールに弱くなっていたので朝まで飲み明かすことはありませんでしたが・・・。

 

 

 

「価値観が近い」とはこういった事を指すのではないかと思います。

 

 

かと言って性格が似ているわけではありません。

 

なぜなら、彼は温厚篤実で人当たりも良く人格者です(笑)

 

 

 

 

そして、そんな価値観の近い人が、私の身近に1人います。

 

 

それは妻です。

 

 

初対面にも関わらず古くからの知り合いのような距離感で話をしたのを覚えています。

 

 

これは先日の話ですが、

 

子供のスイミングスクールの帰り道に、同じ保育園の友達に会い、その場で子供同士のじゃれ合いが始まり、やっとバイバイしたらまた次の友達に会ってしまって・・・。

 

結局、5人もの友達と会い、家に戻るまでかなり時間がかかった。

 

 

と、妻から聞きました。

 

 

それに対して私が

 

「ドラクエみたいやな」

 

と一言返すと、

 

 

「せやな」

 

と妻は頷いて笑ってくれました。

 

 

 

これ、分かるでしょうか?

 

 

妻の話を聞いて、私の頭に思い浮かんだのはRPGゲームで目的地へ向かうときに、エンカウントで現れる敵のもどかしさでした。

 

それを一言で表したのですが、妻は間を置かず当たり前のように共感してくれたのです。

 

もし、「どういうこと?」と聞かれてしまったら、

 

もうその時点で、説明しても面白くないわけで

 

「今のはもう忘れて。」

 

となってしまいます。

 

 

 

ちょっとわかりにくいかもしれませんので、もう一つ紹介すると、

 

 

ピザの食べ方が一緒なのです。

 

 

夫婦ともにピザの「先っぽ」と、「耳」を交互に食べるのです。

 

 

 

大半の人は先っぽから食べていくと思います。

 

 

そうすると、最後はチーズや具材の味がしない耳だけが残りますよね。

 

 

それが嫌なのです。

 

 

チーズと具が乗った「先っぽ側」と、味のしない「耳」を交互に食べることによって、最後までバランスよくピザが楽しめます。

 

 

つまり、こういった細かいこだわりも、価値観(思考)が同じだからです。

 

 

 

 

では、価値観が近いとどのようなメリットがあるか?

 

 

一緒に居る時間が長いと、意見の相違や齟齬が生じたりすることがあります。

 

 

しかし、価値観が近いと、その時のお互いの理解(修正)が非常に早いのです。

 

 

また、思考が似ているので、相手の態度に違和感があれば、何に対して不満を持っているかなんとなく気付くことができて、また相手もそれに気付いてくれたことに気付き、言葉を交わさずとも修正できることもあります。

 

 

「確執」は、自分を理解してほしいという欲求から生まれるのですが、お互い理解できることが多く、自然と自己解決してしまうので、確執が生まれることがありません。

 

 

ええ、まぁ、いまのところはですが(笑)

 

 

 

やはり常に一緒にいる人は価値観が近い人が良いですし、楽ですね。

 

もちろん、これは「私の価値観」でのことです。

 

 

 

 

こういう事を書いていると、だんだん楽しくなってきたのでもっと書きたいのですが、長くなるので、また今度にしたいと思います。