総監督 | 日本堂 の 日常

日本堂 の 日常

日本堂は、70年続く愛知県瀬戸市の宝石店。風情ある陶器の町の中心街にあります。日本堂スタッフはおもてなしの心でお客様の気持ちに寄り添い、宝石・時計・メガネのプロとしてアドバイス致します。ブログは、日々の記録の日報として綴っています。









弟が野球少年のリトルリーガーで、
その頃からずっと

瀬戸ではこの人が 総監督
、という方がおみえになりました。

奥さんのことも
「おばさん、おばさん」と呼んでいました。












久しぶりに今日、
おばさんに会ってお話をしました。


総監督が亡くなられて
いつも一緒にいたおばさんは
しずんでいました。

持ってみえたのは
写真とご遺骨。

「いつも一緒にいたいから
ロケットペンダントに入れて
いつも胸に下げておきたいの。」



今日は
注文で作ったロケットペンダントに
それを入れていきました。

お骨は
小さな透明の袋に入れて、

写真は
ロケットの大きさに合わせて
慎重に切って

左にはお骨、
右には写真がいいな・・という
希望を聞きました。








セットが出来て
おばさんに見せた時に

「わあ!ありがとう!」と
とても喜んで下さって、

名前を彫った面を胸につくようにして
ペンダントを胸に掛けました。
















いつも一緒にいる夫婦は
いつかそういう時が来た時に

人が想像できないような
喪失感がくるという事を

一人になった母をみて
思いました。



時間だけしか癒せない
その気持ちを

胸に下げたロケットペンダントが
少しだけ助けてくれるのだなぁ・・と思って
おばさんを見送りました。





日本堂ホームページ