2012年11月28日

着だおれ

テーマ:上京後
旅に出ると、それまで気になっていた世の中の有象無象が一時的に消し飛び、まさに“心の洗濯”――まあ心とよりも意識の洗濯、或いは変革と云った方がより適切ですが、そんな現象が起こります。
旅先では、Jane MarpleやEmily Temple Cuteでとんでもなくかわいい新作が出ていないかとか、TM NETWORKと男闘呼組に新たな動きがないだろうかとか、そういったことは一切考えなくなります。探している本やアクセサリーも、誰かとの付き合いやイベントも、すべては遠い彼方の出来事。何であんなことが気になっていたのかと、まるで違う人間を見るような気持ちになります。
まして今回は金銭的に不幸な事故も起こり、旅中にも貯蓄の必要性を痛感する出会いもあり、いよいよ真面目に緊縮財政を行い、服およびかわいいもの全般とは距離を置こうと決意も新たに帰国したのでした。
それに、やっぱりわたしには服よりも旅が大切。服がもたらしたものと、旅がもたらしたもの、どちらが大きいか考えてみるがいいのです。今までは年に1回だった海外旅行も、服さえ我慢すれば2回に増やすなど実に容易なこと。もう正直、服ばっか買い続けてもしょうがないなって気もしているし、少なくとも1月のセールまで、服は1枚も買いませんことよ!!


…そう思ったのは、ほんの1週間前のことですかね。
仕事柄、たまには雑誌でも買おうと手に取った「GINZA」12月号。今年に入ってからのGINZAはデザインがかっこかわいくなり、岡村靖幸の連載など目を引く記事も多くなり、わあこれは作るの楽しそうだな~と素直にうらやましい雑誌です。
まあ、掲載されている服や小物は、このご時世でこれが買える人って何者だよ!? と憤慨したくなるような高級品(毎月散財しているわたしから見ても!)ばかりで、服装の参考にもなりはしませんが、なんかこの無駄に華やかな空気がいいんですよね~。
で、今月の特集「愛しのクローゼット特集」を読んだところ、自分の家でうなっている膨大な服の量を反省するどころか、「わたしなんて、まだまだだな…」と逆のベクトルでスイッチが入りそうになってしまったではありませんか!
Peach John社長のいかにもお高そうなクローゼットを皮切りに、死ぬほど大量の服を持っていそうな6人の方が登場してご自慢のクローゼットを公開。まあ、皆さま職業柄、半分以上が必要経費みたいなもんでしょうけど、ヴィンテージクローズバイヤーの方の「服は私の財産。貯金するくらいなら1着でも多く買いたい」「着なくなったからというだけでは、捨てられない。捨ててしまったら後世に残らないですよね」というコメントには、おかしな勇気をもらってしまいました。
ちなみに、その人のクローゼットは、物が完全にむき出しで、箱にしまわないのだそうです。確かに、せっかく素敵な服やアクセサリーをわざわざ“収納する(隠す)”なんてもったいないですよね! ただし、こんなふうにおしゃれに“見せる”ためには、それなりのスペースかなり高いセンスを要するでしょうけど…。


そして、勢い余ってこれまた超久々に「ゴシック&ロリータバイブル」最新刊を購入。神田沙也加ちゃんが自ら熱烈に志願して読者モデル(何故読モ!?)になっていることに軽く驚きました。筋金入りのロリっ娘だったんですね。
そんな沙也加ちゃんとは対照的に(?)、わたしは一部でゴスロリパッカーだと思われているらしいですがそれは大きな誤解でして、きちんとゴスロリしたことはほとんどありません。せいぜい小物やスカートを取り入れる程度で、正装はもしかすると一度もないかも…?
あと、時々聞かれる「旅先もその格好なの?」という質問については、「むしろ正反対です」。
オーストラリアへ出発する日の朝、会社のビルのエレベーターで上司と一緒になり、「え、君は旅行中はそういう格好なの? 海外で会った後で、日本で再会したらサギのレベルだよね」とまで云われたほどカジュアルにしておりまして…。
だって! 旅先では何が起こるか分からないし、時には森に紛れ込んだり、急に山に登ったりすることだってあるんですから、小枝が引っかかって破けてもしょうがないと諦められる服でないと行動が制限されてしまいます。そもそも企画モノのパッカーじゃないんですから、旅先でゴスロリはどうかお許しを…。
余談はさておき、しばらくぶりにゴシック&ロリータの世界を覗いたら、ここからきっぱり離れるのは無理だなと認識を新たにした次第です。
天使、悪魔、姫、貴族、マリー・アントワネット、アリス、人形、薔薇、吸血鬼、蜘蛛の巣、血液、古い洋館、図書館、遊園地、お茶会、お菓子、レースにフリルにリボン……、サザエさんもビックリするほど同じモチーフを繰り返すこのジャンルですが、マンネリが作り出す強固な世界観は、一度味わうとなかなかその味を忘れられないもののようです。匠の技(いや、業か?)とも呼ぶべき細部への異常なこだわり、不機能性の限界に挑戦するかのような奇怪な造形…やはり今後も、全身は無理でも定期的にそのエッセンスは取り入れていかねばなりません。
お店も、あらかた行き尽くしたような気がしていたけれど、まだ知らない店があって狂喜! 散歩とショッピングの楽しみが増えました(って、増やしてどーする!?)。


嗚呼、神様…どうして日本には、東京にはこんなにもかわいいものが、バラエティ豊かにあふれているのですか???
東京の、というか日本の都市部の景観は、ビジュアルにおいては世界最低クラスだと思いますが、店・品物になると途端にレベルが高くなる摩訶不思議。(なんか自分の部屋もそんな感じだ…かわいいものをたくさん所有しているはずなのに、部屋自体は悪い意味でカオスという…)
しかし、自分がここまで着だおれに走る人間だとは、昔は思っていなかった。いくらかわいい服を着ても本人はちっともかわいくないのに、衣食住の中でも最も軽んじられるべき部分なのに、どうしてこうなった!?


じゃあやっぱり服に命を賭けるんか、旅はもうええんか、と問われると答えに窮してしまいます。まるで二股をやめられないヤリ●ンのような自分が情けない。あ、本を買うのもやめられないから三股か…。
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2012年11月20日

帰ってきましたの

テーマ:
お久しぶりです。昨夜の便で、ケアンズから日本に帰ってきました。

オーストラリアと云えば世界一を争うほど安全で旅行もしやすそうで、旅程はシドニー→エアーズロック→ケアンズ…という、誰でも思いつきそうな教科書的プランでほんの10日間、正直なところ、ちょっとナメていた部分もあったかもしれません。懸案はただただ皆既日食の天候のみで、今回は資金的にもいつになくギリギリではないし(裕福でもないけど)、珍しく前半の日程は交通機関と宿を予約してあるし、出発の日は仕事でしたがうまい具合に早く帰ることができ……我ながら、というかわたしにしては用意周到に事を進められていると思っていました。

でも、人生って…たまに予想のはるか斜め上を行くもんですね。信じられないことが起きるもんですね。それも思わぬラッキー!てな方向性ではなくて、完全に落とし穴にハマるパターンで。
どちらかというと常に不安でいっぱいの人間ですから、イヤなこと、最悪の事態というのはある程度シミュレーションして心の準備をしておきます。どんなに平穏で順調に見える人生でも、実際は薄氷の上を歩いているようなものだとも思っています。
しかし今回は、本当にあってはならない、1ミクロンも予測していない、今思い出しても心が痛む事故が起こりましてね。まあ事故っていうか、200%自分の不注意ですが!
ツイッターでちょうどわたしの狂気じみたツイートを見ることになってしまった不運な方は、少女に何が起ったか(古い)、すでにご存知のことと思いますが…そこからはもう、楽しい旅立ちのはずが一転して、すごい勢いでドミノ倒しのようにすべてが崩壊し、ほんの数時間で、大量出血のようにお金が流れていきました。詳しい経緯は、そのうち本家HPの方でまとめます…。

まあ、そんなわけで今回の旅は、高度マイナス1000メートルくらいからのスタートとなり、旅程も変更せざるを得なくなり、来月再来月あたりの請求書がどんな恐ろしい数字になっているのかと考えると夜も眠れませんが、メインイベントである皆既日食はなんとか観ることができました。
“なんとか”とわざわざ付けたのは、皆既の瞬間(いわゆるコロナとかダイヤモンドリングのあたり)は雲に隠れちゃったんですよっ! なんかもう、ここら辺が持って生まれたらしい負のオーラを感じずにはいられませんけど、それでもわたしにしては上出来です。普通は土砂降りになるか、よくて“雨は降っていないけど太陽も出ていない”がデフォルトですから! そこに至るまでに、相当の負債によって禊をしてきたおかげでしょうかねえ…。

それでも、終わってみればやっぱり旅に出てよかったな、という結論にはほぼ絶対的になるから不思議です。
今回はもう、旅を中止するって選択も十分に有り得たんですけどね、たぶん止めたら止めたでずっと心に膿が溜まることになっただろうな。不幸な旅行者として一部で有名な(?)わたしですが、単に不運なだけであって、旅行して不幸になるってことは多分なくて、やっぱり何だかんだで、どれだけ多く(の金)を失っても得るものの方が大きいことは事実。また英語も勉強しなきゃなあとも、今さら痛感しましたしね(数年前から「もうこれ以上伸びねえ」とあきらめていたのを深く反省しました)。
ただし、財布は風船のように軽くなってしまったので(今度こそテレビを買い換えたかったのに…)、今年の飲み会の類は、すでに約束したもの以外は断固として参加しないことを誓います(泣)。ただでさえ少ない友達がさらに減りそうですが、背に腹は代えられないのです。。。
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2012年11月07日

旅に出ますの

テーマ:
えーと、明後日からオーストラリアに行きます。
ブログを読んでいる方には何を藪から棒に、と思われるでしょうが、もう今年の春頃から計画して、休みの申請までしていた旅行だったりします。
目的はただひとつ、ケアンズでの皆既日食です。ええ、数年前、屋久島で土砂降りに見舞われましたからね、まさにリベンジの旅ですよ。
でもまあ、日食もさることながら、オーストラリアは未踏の地ですからね、ケアンズだけではもったいない。大枚はたいてエアーズ・ロックも行っちゃうよ! シドニーは1日しか居られないけど、シドニータワーに上ってスカイウォークしようかしら♪ ブリッジ・クライムとどちらがおすすめか、yahoo!知恵袋で質問しようかしら。

今回は、将棋のように時間をかけてちまちま航空券や宿を予約・支払いしてきたこともあり、旅行のために服を売ったりキャッシングしたりといった愚かな事態にはなりませんでした。エライ! やればできる子! …あ、それって普通か。
しかし、何もかも万全で憂いなく出発できないところが、わたしが“不幸でモテない旅人”と呼ばれる所以ですよ。
旅行前になると、不思議といちばん手間のかかる仕事が降ってくるんですねー。その仕事というのはそもそも、スケジュールがぐっちゃぐちゃで、ギリギリまで何んにも決まらないけれど決まった途端すごい勢いで作るという恐るべき案件なのですが、今回も例によって同じことが起こった上、わたしのいない1週間余りが、ちょうど作業の佳境にぶち当たることになってしまいました。これぞ、わたしの不幸体質のなせる業! 生きててすみません!
その間、仕事を引き継いでいただく皆さまには本当に申しわけ次第もなく、だからと云って数ヶ月前から払い込んでいる10数万円の旅行代金をドブに捨てられるほど裕福でもお人好しでもなく…ということで、涙を飲んで(ホントかよ)行かせていただきます。おみやげは、コアラかタスマニアデビルのマスコットでいいですか…(ダメか)。

ジェットスターのフライトは夜出発。17時半には会社を出て、そこから成田で何とかギリギリ間に合うスケジュールで、けっこうな綱渡りです。
17時半というと、普通の会社なら退社時間でもあろうけれど、うちの会社では17時半に退社するとお化けでも見るような目で見られること必至です。モタモタせずに、忍者のように素早く退社しなければ…。その分、朝も早く来る気マンマンではあるものの、なんか前の晩が徹夜仕事になるという悪い予感がしないでもない(苦笑)。そして、もちろんパッキングはこれから!

と、そこまで必死になって行くというのに、何ですか、またしても天気が悪いってもっぱらのウワサじゃないですか!
今回もし雨が降ったらわたし、犯罪的雨女として国際法廷に引きずり出されそうじゃないですか? 18世紀フランスだったらギロチンにかけられますよね??
やはり、わたしみたいな人間が旅行に行っちゃいけないという、お前はどんだけ旅行したら気が済むねんという神の警告なんでしょうか…仕事関係のみならず、日食を観に来る全員にメーワクをかけるだなんて!!
日食当日は、わたしの呪いなどものともしない強力な晴れ男女たちが、ケアンズに集結していることを祈るばかりです…。
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2012年11月02日

友情の向こう側

テーマ:偏愛
久々にマンガを読んで泣きました。
と云っても、結末を読んだのが会社の昼休み、さすがに本当に涙を流すわけにはいかず堪えたものの、体の奥から震えが来るような感覚にしばし酔いしれました。
えーと、知っている人がどれだけいるのか甚だ疑問ですが、「友情―Dear Friend」というマンガです。作者の佐藤真理乃さんというマンガ家も、今はどの程度知られているのでしょうか…。


舞台は全寮制男子校、主人公は脛に傷持つ外部生と、男にしてはかわいい顔をした学園のアイドル。二人は寮の同室になり……。
と書くともう、それはBLの“王道中の王道”設定ではないのか! というツッコミが聞こえてきそうですが、彼らを取り巻く同級生たちのキャラクターや、それぞれが抱える悩みや問題などもないがしろにせず描かれているため、単純に青春群像劇としても楽しめます。最も、あくまでも少女漫画であって、本当の男子校はもっと汗臭い雰囲気なんでしょうけど…。
とは云え、やっぱりお話のキモは主人公2人の揺れる関係です。BLだったらいきなりセックスしたり、ドキドキの一夜を過ごしたりするのかもしれませんが、これはBLのようでBLではないため、そのような猛スピードでは展開しません。何たってタイトルは「友情」ですから、あくまでも友情の物語です。
にも係わらず、友情というコップからは確実に溢れてしまう何かがあるわけです。彼が誰かと親しくしているのを見て心が曇る、その思いの一種異常な感じに怯えてしまう……。


こういう、“友情と恋愛の間にある名づけ難い感情と関係性”は、危ういけれど不思議な永遠性があると思います。
相手のことが好きで大切で、できれば自分もその人にとって同じくらいそうであってほしいと願っていて、だけどその思いには確固とした名前を与えられない…けれど、敢えて名前をつけるなら“強い絆”ということになるでしょうか。
無論それは、男女間でもありうることですが、相対的に男女の方が垣根(タブー)が低くてけっこう容易に突破してしまうため(わたしはほぼ突破できたことがないけど)、この状態が長続きする確率というのが、同性同士に比べて低いんじゃないでしょうかね。わたし自身は、男女間の友情は成立するという意見の持ち主ですが、性差が理解を妨げる部分は、意外と大きいとも思う。


恋人だって別れるときがある
結婚したってそれがゴールだってわけじゃない
たとえ今はどれほど本気でも
一生同じ人を好きでいる保証なんてどこにもない
それでも友達なら変わらないよ


でも いいんだよ僕は
幸せになってくれれば それで…
遠くはなれていても
何があっても
友達だってことに変わりはないんだから


ぐはっ、切ねえ…。だけどこの切なさこそ至高。そして真実。
「窮鼠~」や「聖なる黒夜」シリーズで、肉体関係ありまくりの801にもばっちりハマっていたので説得力ゼロですけど、わたしは実は(?)、ホモセクシャルじゃなくて、ホモソーシャルなものが好きなんだと思います。
真の801が描くところ、目指しているところは、ひとえに“絆の濃さ”ではないのかと。「窮鼠~」でも、大伴先輩に「お前はオレの何が欲しいんだ!?」と訊かれて、「オレはあなたとの絆が欲しい」って答えていましたっけね。ま、そこにエロスを感じるから話がややこしくなるのですが(苦笑)。


「友情」以外の本も持っていますが、この人のマンガは、作画がやや不安定で気になるものの、展開とコマ割が上手くてぐいぐい読ませます。
ちなみにこの方、往年の某同人ジャンルでは最も有名な作家の一人ではないかと、数少ない資料から推察しております。後にプロになっていることを鑑みても、そのジャンルでは相当有名だったのではないでしょうか。大きな声では云えませんが、わたしは彼女の代表作と思しき某同人誌をしつこく探しています…。
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