それはよく聞くフレーズです | 法律芸能ブログ

それはよく聞くフレーズです

中国の高速鉄道が大きな事故を起こしたそうです。


被害に遭われた方へお見舞い申し上げるとともに、亡くなられた方のご冥福を心からお祈りいたします。

事故の原因は落雷による機械の故障だといわれていますが、処理として先頭車両を重機で粉砕して埋めてしまったことで「証拠隠滅の工作だ」と批判の声が上がっています。


中国鉄道部の報道官の方はこれに対し、


「このような愚かな質問が起こるのはどうしてなんだ?」


と、ばっさり一刀両断。


「先頭車両を埋めたのは、足元が泥沼だったため救援作業をしやすくするためだ」


と反論し、


「あなた方が信じるか否かは自由だが、私自身は信じる。」


とのこと。


う~ん。苦しい。実に苦しいですね。


まず、なんで足場を良くするために事故車両を埋めるのかがわからない。


周辺の土砂でいいでない? なんで事故状況を分析するための重要な手掛かりを埋め立てに使っちゃうのか?


あと「救援活動をしやすくするため」のやむを得ない処置だったにしては、


行方不明者の数が多くないですか?


そもそも、火災や災害ならともかく鉄道事故で行方不明ってなんですの?


それに、この「信じたくなきゃ信じなくていいよ」というフレーズ。


うそをつく人がよく使うフレーズなんですよね。


幸い「あなた方が信じるか否かは自由」と言ってくれていることなので、私は信じないことにしました。

国威優先のためか、一日半の後には運転を再開した中国高速鉄道。


これ以上の事故が続発しなければよいのですが。