前回、記載した通り用語の話になります。
実はこの内〇先生の本を読むまで聞いたこともない言葉や、判っているつもりで実は良く判ってなかった言葉などがあることがボロボロ出てきました。まさに知ったかぶり。(笑)
復習もかねて内〇先生の解説を読んでいきましょう。
・痙病:燥気に障害された病気
・中風:風気に障害された病気
・傷寒:寒気に障害された病気
・熱病:暑気に障害された病気
・湿温:湿気に障害された病気
・温病:温気に障害された病気
病気ーーー 陽:風・雨・寒・暑などの天の気が原因のもの
|ー 陰:飲食の不摂生、環境の不適切、無茶な性生活
喜怒哀楽などの精神活動の激動が原因のもの
天の気ーーー(1)風・雨:人の上半身を障害する
(2)清・湿:人の下半身を障害する
(3)寒・暑:人の上半身を障害する
・陽邪:上半身を障害する
・陰邪:五臓を障害する
・陽 ーー外部から邪が障害する
・陰 ーー精神活動により、それぞれの精神活動の元になる精を
つかさどる臓を傷つける
三部とは、風・雨の気が『天の時・人の虚に乗じて傷し、上半身から病変が発生すること』
風とは
1)正風:春・夏・秋・冬の八風
2)寒風:正風の様子の激しいもの
3)虚風:正風の八風が虚して、他の方向から吹いてくるもの
(※激しく人を害する)
4)賊風:春・夏・秋・冬の不正な悪毒の風。虚風の酷いもの
・表虚の中風:表の一部に邪気があたる。それを衛気が受ける。
・三陰の病 :裏の一部に邪気があたる。それを営気が受ける。
表実の傷寒
①表虚の中風になる → ②三陰の病となる → ③衛気と営気が両方とも病む →『表実の傷寒』になる
狭陰傷寒(陰を挟む傷寒)
正気の虚が軽度で邪気の勢いが強烈ではない状態。
(病証)汗が出せない・下せない・吐けない・充血や炎症などの亢進症状が起こせない・
水分代謝関係の生体反応が起こせない などの諸証がでる
↓
何ケ月もこの状態が続いている
↓
急いで陽の働きを補って裏を温めてあげる
↓
五臓の気も回復する
↓
病が治る
・『両感の病は6日で死ぬ』というのはどういうことか。
邪気の勢いが強烈な時、3日間で六経脈にことごとく伝経して、水も果汁も飲めずに人事不省に陥った者は死を免れることができないということ
もう少しあるのですが、次回にします。
次回は『直中』から書いていきます。
(追記)
たくさんあるネットの情報からこのブログを見つけてくれた数少ない方。
アメリカの医学校(一般的にアメリカは日本と違って4年生の大学の医学予科を卒業してから大学院にあたる医科大学に行きます。ボ〇ト〇大学の医学部みたいに入学から卒業まで一貫型の例外大学もありますが)での学生の選考の中で「医学を学ぶものは、一生、大変で退屈で、学ぶことが苦痛に感じることがあるかも知れない、それでもそんな医学について学び続ける意欲のある人でないと医者としてやっていくことができない。あなたはその覚悟がありますか?」というのを言われたことがあります。
医学の学びは大変です。(医療だけじゃないですが。)が、特に医療は他人の命を扱う仕事です。人の健康や命にダイレクトに関わる仕事です。学び続けるのは大変ですが、休みながらでも、振り返りながらでも、立ち止まっても、戻ったっていいし、途中ドロップアウトしてもいい。自分なりのペースで一歩ずつでも、半歩ずつでも進んでください。きっとあなたの財産になります。
無駄に思えることもあるかも知れませんが、息抜きしながら、自分のペースで頑張っていきましょう。(^_^)v
(あ、自分は医師ではないのでお間違え無いように。留学して州立大に行って医大の受験はしました(一応MCATも受けましたよ(笑))が、諸事情で途中で帰国してます。遠い昔のお話しです。(笑) 人生いろいろありますが、みなさん頑張りましょうね。)