米国大手銀行のモルガン・スタンレーの調査では、
日本の純金融資産1億円以上の富裕層は、
現在日本全体の世帯の約2%の層で、
約690兆円を所有しているのが、
後6年後の2030年頃までに資産総額は3割増加して
900兆円に達するとの試算が出ました。
日本の野村総合研究所発表だと、
日本の純金融資産1億円以上の富裕層は、
現在約148.5万世帯存在してい
日本全体の世帯の約2%の層と試算されています。
どちらの試算を見ても
日本の純金融資産1億円以上の富裕層は、
全世帯の約2%の約148.5万世帯となっていますが、
厚生労働省の2021年の国民生活基礎調査の概況によると、
一般世帯数は約5,191万世帯なので、
富裕層は一般世帯数の約2.9%だと分かります。
試算だし情報の取り方でも違って来ますから、
この数字が正しいかどうかは分かりませんが、
富裕層と言われる人は2~3%前後だと思います。
以前太鼓持ちで
世界的なプライベートバンクの人のお座敷に出た時に、
お金持ちを対象にした資産運用を提案する相手人数は、
日本全体で60万人ほどを対象にしていると、
お聞きした事がありましたので、
数字的にはこの辺りが妥当なのでしよう。
富裕層に多い職業は、
自分で事業を立ち上げて運営している会社経営者が多く、
後は難関な資格を取った人とか、
不動産経営をされているとか投資をされている人が多いようです。
太鼓持ちをしていた時に、
京都の一見さんお断りのお茶屋あそびをされている旦那さんの多くは、
やはり自分で立ち上げた会社の経営者が多かったですから、
自分で事業をされている方が、
色んなご苦労をされている分、
話は面白いし弾みますし偉ぶることも無かったですし、
よく使って頂きました。
サラリーマンの方でも、
60歳の定年前後の人の46%が1,000万円以上の貯蓄があって、
1億円以上の人となると9.7%居られるそうです、
そんな人達ですと、
大概何人かでお座敷に太鼓持ちを呼んで楽しまれる方が多かったと思います。
何でもそう何でしようが、
勉強や努力を継続されて徐々に事業を大きくされて、
お茶屋遊びまで上り詰めた人は、
言葉1つ1つに対しても味がありますし、
偉ぶることもありませんし、
アホな太鼓持ちを相手にしても対等な感じで接して頂きましたから、
超富裕層になった人は品格を感じました。
そんな人達のお座敷でのお話は、
とても参考になりましたし、
ほぼ言われた通りの世の中の動きになっていますから、
私ももう少し頭が良ければ、
お話をヒントにお金儲けも出来たのかも知れませんが、
やはりアホはアホで太鼓持ちを楽しんでいただけとなります。
これからは若い人たちが
新しい富裕層として頭角を表して来るのでしょうから、
時代や経済の流れも大きく変化して行くのでしょう、
年寄りの私には付いては行けません、
誰からも着いて来いとも言われてもいませんが。