口裂け女 | 放課後の怪談

口裂け女

ある日、男の子は学校の帰り道で女の人に呼び止められました。


その女の人は男の子に「私キレイ?」聞いてきました。


彼女は大きなマスクをしていましたが、すっきりとした目鼻立ちから美人だと分かったので、男の子は「きれいです」と答えました。


すると女の人はマスクを外してこう言いました。


「これでも私キレイ?」


マスクの下の女の人の口は、耳にまで達するほど大きく裂けていました・・・




言わずと知れた口裂け女のお話です。


この口裂け女が最初に目撃された時期が昭和54年、西暦でいうと1979年の頃らしいです。


場所は岐阜県。


今のような「手術失敗・ポマード嫌い・べっこう飴好き」などという形になったのはどうも80年代らしいです。



ちなみに私が聞いた口裂け女の元になる話は岐阜県の某トンネルの話。


そのトンネルは毎年死者が出ているいわくつきのトンネルで、幽霊のようなものが出ると噂になっていた。


しかし近くに新しいトンネルができたこともあってそのトンネルは使われなくなった。


それでも近道になるということもあって、たまたまそのトンネルを通ったとき女の幽霊を見たという人がいて、地元では幽霊トンネルと噂が広まっていた。


・・・このトンネルに出る幽霊がのちに「口裂け女」という形となり全国に広まる、というのが聞いた話です。



その他に岐阜県発祥前にすでに口裂け女がいたという話もあります。



それは江戸時代のこと。


大雨の日に、ずぶ濡れになってる女を不憫に思った男が傘に入れてやろうとして女のほうを見たら、その女は耳元まで口が裂け髪もざんばらな化け物のような女だった。


男は精神を病み、のちに死んだとのこと。



まだまだ説はたくさんあるようですが挙げたらきりがないので今回はこのへんで。