最近、疥癬の患者さんが2人来ています。

 

一人は診察で直感的に診断(顕微鏡は使います)して確定診断しました。

 

二人目は、当院で、普通のかき壊しによる湿疹と診断して1か月以上治療した後に、患者さんから情報がありました。

「家族の介護をしていましたが、その家族がけがで入院しました。そこで疥癬と診断されたので、ひょっとして私も疥癬ですか?」と・・・

そこで顕微鏡検査を行い、見事に親虫の疥癬が見つかり、治療を変更しました。

 

疥癬の症状は、初期はほぼ湿疹と区別はできないくらいでしょう。ただし、症状がかるくても家族や本人がデイサービスなどの利用をしていたり、周囲に乾癬の方がいるという情報があれば積極的に疑うことが重要です。

 

今回も反省と勉強になる経験でした。