皮膚にできるウイルス性イボは正式名は尋常性疣贅といいます

 

足の裏にできた場合足底疣贅などとも表現しますが。

 

ウイルスの遺伝子型は200を超えるとか・・・

 

とにかく人間と共生「寄生?」していきているパピローマウイルスなんです。

 

子宮頸がんなどのリスクをもつ遺伝子型は有名ですが、原則、手足にできるイボではがんにはなりません。

 

ただし、ウイルス性イボによって手掌(手のひら)、足底に、粉瘤(袋状のできもの)を誘発する場合があります。不思議な現象です。

 

また、水いぼは、ポックスウイルスという種類なので、通常のウイルス性イボとは異なります。

 

このように

一件ただのイボと思っていても

 

遺伝子型が異なったり、生じる場所によって性質も変わってきます。

 

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では、本題の手足にできるウイルス性イボについて

 

治療法

 

もっぱら当院では保険診療で液体窒素です。おおむね90%くらいがこれで完治しています。

 

液体窒素に加えて、裏技手技として、フェノール、トリクロロ酢酸、モノクロル酢酸なども併用することもあります。

 

あとはしっかり削ることもします。

 

これらで治らないと判断した場合

 

炭酸ガスレーザー、ヤグレーザー

 

カンタリジン

 

ブレオマイシン注射

 

などを用います。

 

 

これで95%以上は完治します

 

しかし・・・のこりの数パーセントは難しいことあり。

 

です。

 

イボの治療は奥深いのです。