HOTSQUALL OFFICIAL BLOG -2ページ目


アカマのブログ"HOTSQUALL物語"を夢中になって読んじゃって(笑)、この20年本当に色んなことがあったなって。


色々と思い返しちゃいました。

なんか凄く刺激をもらったので、僕も僕の目線で当時のことをちょっと書いてみようかなと思います。




20年前、みんなまだ若かりしHOTSQUALL結成くらいの時期(ハタチ前後)に、

アカマ君は自衛隊に、

その後大学を卒業したチフネ君もちゃんと就職して社会人になっていた。



僕はというと、大学も中退してその間も相変わらずフラフラしていて。。

実家暮らしでなんとなくバイトしながらたまにバンドやってっていう、今思い返すとなんともお気楽な日々を過ごしていたな。



結成してはいるものの、ほぼ活動していない状態のHOTSQUALL


その間しばらくは、アカマが自衛隊の基地から帰ってくる週末のスタジオが、僕は楽しみで仕方なかった。

あれが青春だったかもってくらいの思い出(笑)。


スタジオ後に3人でクレープを食べながら、あんな夢やこんな目標なんかを語り合ってた。

僕は二人が熱く語ってるのを聞いているのがほとんどだったんだけど、そんな僕でもぼんやりとだけど同じ夢を描いて熱くなっていたと思う。


そんな中で行われるライブなんて(年たった数回)、

超楽しみだけど大緊張の一大イベントだったなあ(笑)。



アカマが出張等でしばらく帰って来れないって時は、地元でチフネ先生と曲作りしていた。

それはそれで僕にとってはすごく充実してた。

誰よりも早く曲のネタを聴いてたわけだし。贅沢な時間だったな。

今でもライブでやってる曲たちはこのタイミングで生まれたものもあるんですよ!



そうして録音した当時カセットテープ(笑)をアカマのいる自衛隊基地に送ったりして。


アカマはそのテープを聴いてベースフレーズを考えたりして、相当ワクワクしてたみたい。

そして次帰ってきた時にその曲たちを合わせるみたいな。



そういうのが僕にとってはただただ楽しい時間だったな。


メンバー二人とも同じ気持ちだったとは思うんだけど、この頃くらいから、人生の分かれ道っていう悩みが二人にとって確かにあったと思う。


長いツアーもまわってみたいし、まわりのバンドが結果を出し始めると焦りも出てきてたと思う。

よく今後どうしていくのかを話し合ってた記憶がある。

のほほんとしてた僕には二人のその悩みは計り知れなかったし、夢は?と聞かれても、とりあえずバンドやってたい。って言う程度のことしか言えなかったな。。



チフネ君は、人生やバンドに対して、その時その時でいち早く自分の答えを出しているようだったけど、

アカマ君は、ブログにもあるように、バンドと自衛隊、これからどうやって生きていくのかってことに長いこと深く悩んでいたことは、まわりの仲間たちはもちろん、こんな僕にでも痛いほど伝わっていた。


本人としてはこの先バンドをやって生きていくっていうイメージを持つのが難しそうだった。

自衛隊でもそれなりの地位になってたみたいだし、人生をリアルに考えれば考えるほど当たり前にそうなんだと思う。

今思うとみんなたかが20代半ばなんだけど、でもそれぞれ真剣だったんだな。



そこで思い出すのは、

ある日の、多分千葉LOOKでのライブの打ち上げだったのかな。

千葉のバンドの仲間たちもHOTSQUALLが最前線で活躍することをよく勧めてくれていて。

その夜も、「本腰入れてバンドやってみなよ」的な強めのアドバイスをアカマにしてくれていた。


その時、僕もどうしてもこの三人でHOTSQUALLをやりたいって気持ちが高ぶっちゃって、

打ち上げが終わって会場から出るときにアカマを呼び止めて、

飲み屋のとなりの駐車場に二人で座って、


「アカマの歌でドラムを叩きたい。ほかのボーカルでやるなんて今は考えられない」

って伝えた。


僕は普段感情を表に出せるタイプではないし、こんな事恥ずかしくていつもは口には出せないけど、

この日ばかりはなぜか感情を抑えきれなかった。

ライブやったあとだったからなのか。

お酒が入っていたからなのか。


その気持ちを正直に伝えてたら、僕は泣いてしまって。

そしたらアカマも泣いてた。

恥ずかしいんだけどなんでか涙が止まらなくて。

冷たいコンクリートに二人で肩を組んで座ってた覚えがあるな。


もしアカマがバンドじゃない道を選んでも、チフネ君と二人で、これからバンドをやって行けるならそれもいいのかなって考えていた事もあった。

でも、その時にそれは僕の本心と違うんだと思って。



確かチフネ氏はその肩組んで泣く二人を見て爆笑してました(笑)。


でも、そのあと酔って動けなくなった僕ら二人を送り届けてくれたのはチフネ君なんだよね。




こっちの気持ちはハッキリしたし、それを伝えたとはいえそれでも、、

その後もアカマは悩んでたようだった。


それで数年後、アカマのブログの内容のようなことがあったんだと思う。

そんな風に二人で話してたのは本人から僕は後から聞いたんだけどね。


HOTSQUALL物語」前編

https://ameblo.jp/hotsquall-official/entry-12494354981.html

後編

https://ameblo.jp/hotsquall-official/entry-12495277133.html


アカマが決断をして、二人がHOTSQUALLの道を歩む決心をしたのはもう少し先の話。。。


·····アカマブログをマネて後編に続けようと思います(笑)