若い頃、ものすごくよく夢を見た。
体感があったり、鮮明なので、夢診断のサイトで調べるようにしていた。
寝起きのぼーっとしているときに、ストーリーでなくキーワードで覚えておく。
まあ、調べても、奇想天外な取り合わせでなかなか診断できない。
それぐらい、突拍子もない夢をよく見た。
ところが、結婚し、子どもが生まれてから、夢はあまり見なくなった。
家事、子育てでくたくたで、熟睡してたから??
寝付けないということもなくなった。
先日、思い立って、タロットで占ってもらいに行った。
きりっとした美人な占い師さんで、いろいろ小気味よく答えてくれた。
えー。そうか、そうなのか、、、やっぱりそうか。
HSPなアダルトチルドレン。
うっすらわかってたけど、
この年になっても、そのパターンは直っていない。
というか、悩みの原点になっている様子。
本を読んだりして一通りは知っているけど、
タロットの絵面で目にすると、衝撃的だった。
無意識にしているのを言葉にしてもらって、
自分のことながら不気味でショック、このままでよいはずがない。
「ジャムおじさんがいないアンパンマン」に例えられて納得。
やりすごしている場合ではない時期が来ているのがわかる。
一連の流れも気のせいじゃないこともわかった。
どうにかする、と決心した。
その日の夜、ひさしぶりに夢をみた。
誰かと一緒に海を散歩している。
海には大きな工場や塔が建っている。
ぐらりと静かに一つの塔が海のなかに倒れた。
「え!倒れたよね?!」と慌てて話していると
塔から沢山の人が次々に海に飛び込んでいた。
溺れている人ばかりではない。
潜ったり、泳いだり、ぴょーんと海面から跳び上がってる人もいる。
助けが必要なひとばかりではなさそうだけど、なにをすべきか?!
海面を見ると浮き輪代わりのペットボトルなどが流れている。
あ、だれか、助けに投げ入れてくれてるひとがいるんだ。
私にできること?
側に白いビニール袋の束があったので、
それを膨らませて海へどんどん投げた。
おおきくないし、たいして浮くかもわからない。
でも、役に立つかもしれない。