京都の糸屋・糸六さん | 神も仏もあるもんや

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神社やお寺めぐりを楽しみます。

久々にペンをとっています。というか、パソコンの前に座ってます。

 

今月は本当にあちこち行きました。

さて、どっから書こうかな。

 

10日にね、京都に質の良い絹糸をあつかってらっしゃる糸屋さんがあると聞いて、行ってみたんですよ。

 

京都の老舗=敷居が高い!って勝手なイメージがあるビビりの私。

 

「ウチは一見さん、お断りさせてもろとるんですぅ。えらいすんませんなぁ。」なーんて言われたらイヤやなぁ…と思ってたら、良い意味で裏切られました。

 

すっごく優しく丁寧な対応♪

 

ゆっくりと糸を吟味するため糸見本帳(1000円)を買い、ついでにちょっと話し込んでしまいました。

 

なんでも、3代目・今井六治郎さんは「糸屋の六さん」と呼ばれ、みんなから親しまれた人。

 

この糸屋の六さん=糸六さんの口癖が、「いつもニコニコ笑顔で腹を立てず、質のいいらしてもらう。そうすれば末永くけていける。」やったそうです。

 

たしかに糸+売=続、ですね。

 

いつもニコニコ、質のいいものを売らせていただく…シンプルやけど、一番むづかしい商いですな。

 

そんな訳で、糸六さんのお店ロゴはニコニコ笑ったへのへのもへじ♪なんやそうです。

 

 

「ちょうど今、となりのギャラリーでいとあそび展いうイベントやってるんで良かったら見て行ってくださいね~」

 

せっかくなので、お邪魔させていただくことにしました。

 

ポスターを止めてある押しピン、素敵♪

 

絹糸が艶やかでウットリします~

 

展示会の写真は撮りませんでしたが、糸ボタンに指ぬき、アクセサリー。

 

どれも艶やかな絹糸をいかした素晴らしい作品でした!

 

良い糸屋さんを知って、うれしい気分でいただくチーズカレーハンバーグランチは、いつもより美味しく感じましたよ。(わらび餅ついてたし♪)

 

うれしいことは続くもんで、帰りの電車が…うわさの京とれいんでした。

 

こーんな風情のある電車に追加料金なしで梅田まで乗れるなんて…ラッキー♪

 

車内にのれん、かかってますよ…

 

うそでしょ?車内に壺庭…

 

ほかの車両もウロウロ。

 

走行中の風で、ひるがえるのれん。

手すりが写ってなかったら電車やと思わないでしょ。

 

紙や糸・布は情がこもりやすい、と申します。

 

敏感な方のなかには、何かを読み取ってしまわれるのか、「お人形やぬいぐるみ・古着、人がつくった手芸作品もさわれない!」という方も。

 

今回は材料の「絹糸」にこだわってみましたが、なるべく気分よくお買い物ができるお店選びも重要やなぁーと気づかされました。

 

いつもニコニコ・質のいいものを売る、良いお店。

 

なかなかないけれど、きっと大事なことやと思うのです。