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ママたちはエルメスを隠せないVol.450「勝負前夜に思うこと」
準決勝を明日に控えた夜。
街は秋の風を感じさせるように
なったけれど、心の中は落ち着かなかった。
ニュースでもSNSでも、
Kたちの話題ばかりが流れていた。
「ついに名門校、ベスト4進出」
「奇跡のチームはどこまで行けるか」
そんな見出しが、画面いっぱいに並ぶ。
Kは練習後のケアを終えて、
ミーティングをしてから、
自宅に戻ると連絡をくれた。
私は、Rの家へ行き、課題をやり、
RママとRの3人でカレーの手伝いをした。
Rとカレーを食べながら、
「明日は泣くかもね」
Rが言った。
「泣くって、まだ試合も
始まってないじゃん」
「いや、勝っても負けても泣くでしょ?
○○ってそういうタイプ」
「…バレてるね」
2人で笑った。
食後、Kの部屋のドアをノックする。
「どうぞー」
中から聞こえる声。
入ると、机の上には試合ノートと戦術ボード。
Kはベッドの端に座って、
練習用の映像をスマホで見ていた。
「お疲れさま」
「うん、入って」
私はKの隣に腰を下ろした。
「…明日、緊張する?」
「うーん、どうだろうな。
ワクワクの方が強いかも」
「すごいね。私なんてもう
ドキドキしてるよ。
試合に出ないのに」
「○○がそんな気持ちでいてくれるの、
うれしいけどさ。
オレたちは勝ち負けより、
今このチームでできることを
全部出し切りたいだけなんだ」
「出し切りたい…‥」
「そう。結果より、全員で
やってきたことを証明するだけ。
でも、正直なところ、
ここまで来たら——勝ちたい、
とは思うよ」
その言葉に胸が熱くなった。
Kはいつも冷静で、謙虚で、
誰よりも仲間を大切にする。
そんなところが、
みんなを動かしているんだろう。
「K…」
気づけば、手を伸ばしていた。
Kの指先が、私の手をそっと包む。
「ありがとうな。○○が応援してくれるの、
ホント心強い」
「応援っていうか…一緒に戦ってる気分」
「それ、めっちゃ嬉しいわ」
Kは笑った。
その笑顔が、
何よりのエネルギーだと思った。
しばらく無言で過ごした。
秋の夜風が、カーテンを揺らしていた。
「…K」
「ん?」
「明日、勝っても負けてもさ、
全員で笑って終わってね。
私は泣いちゃうけど…」
「約束する。絶対に笑顔で終わるよ」
その言葉を聞いた瞬間、なぜか涙がこぼれた。
「おいおい、泣くの早いって」
Kが笑いながら、私の髪をなでた。
「ゴメン…なんだか…」
「うんうん、わかったよ」
その優しさに、また涙が出た。
帰り際、玄関の前で振り返ると、
Kがいつもの笑顔で手を振ってくれた。
「おやすみ。明日、
応援席で一番大きな声で叫んでな」
「もちろん!」
布団に入っても、
Kの言葉が何度も頭の中をめぐった。
——結果じゃない。全員でやり切ること。
それがKの信じる勝利なんだ。
目を閉じた瞬間、
明日の空がもう、見える気がした。
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