母です。
息子の中学受験ライフを見ているうちに、最近、私自身の中学受験直前期のことを、
フラッシュバックのように色々と思い出してきています。
「不安で押しつぶされそう」
私が中学受験に向けて勉強していた、小学6年生の秋頃の気持ちです。
先日、夫も書いていましたが、6年生の10月、11月頃が、不安が一番大きくなる時期だと思います。
この時期、周りに「直前期」と言われても、まだ実感はわいていませんでした。
学校の友達が、「残り少ない小学校生活を楽しもう」とか、「思い出をいっぱい作っておこう」などと言って、楽しそうに遊ぶ約束をしている様子を見て、無性に悲しい気持ちになったのを覚えています。
「こんなに色々なことを我慢して、受験に人生を掛けているのに、失敗したらどうしよう。」という大きな不安で、押しつぶされそうになっていました。
息子はというと・・・、今まさに同じ気持ちでした。
先日、こういったことがありました。
息子がゲームをなかなかやめないので、少し注意したところ、
「こんなに勉強頑張っているのに!もう嫌だ!」と泣き始めました。
息子をなだめて、少し落ち着かせてから話を聞いたところ、
「本番で結果を出せるかわからないから、すごく不安」で、感情的になってしまったようでした。
その不安を少しでも小さくするために、私が経験したことで一番良い方法は、
「腹をくくって、余計なことを考えず、心を無にすること」だと思っています。
周りを見ず、目の前のことだけを見て突っ走ること。
徒競走で言うと、最後の直線を、ゴールだけ見て真っ直ぐ走ることだけに集中すること。
私自身は、それが少しできるようになったのが、入試1か月前でした。
もちろん、入試当日まで不安は完全には消えませんでしたが、
1か月前から、自分の中で何か吹っ切れたものがありました。
そういったことを話して、
「大丈夫、お母さんにもできたんだから。
そして、ゴールした後は、結果がどうであれ、最後まで走り切って良かったって
心から思えたんだから。」
息子は、泣きはらした顔で、大きくうなづいてくれました。
三人四脚でゴールまで走り切れるように、私自身も頑張っていこうと、
心の中で誓いました。
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