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ある方から聞いた話です。

岡山県にある黒住教の同上で合宿をした折り
教主から次のような話を聞いたそうです。
ダライ・ラマ法王が黒住教本部を訪れた際
「敬神崇祖」と書かれた額を見て
その意味を問われたので、説明したところ
「敬神」はすぐに分かったが
「崇祖」はいくら説明しても分かってもらえなかったと。

ダライ・ラマ法王は仏教を奉じているわけですが
仏教には本来「崇祖」の概念は無いと云う事が分かります。



ところが我が国の仏教は、お盆やお彼岸、法要など
祖霊崇拝を主な行事としています。

このことは元々日本に於いては縄文時代から
環状列石などの遺跡から見て取れるように
祖霊崇拝を中心とした祭祀や儀礼がおこなわれていた事から
仏教が輸入された際、日本の習俗と習合して
仏教行事に醇化することで日本人に広く受け入れられたと云う事でしょう。



敬神崇祖は元は日本古来の考え方によるものです。
我が国に在っては国の統治者である天皇も
その臣民である国民に至るまで
一様に神の子孫であるという観念があることから
子孫としてその祖先の神々を祀ることも古来より当然の如く行われてきました。
古(いにしえ)から我が国の国風(くにぶり)として
「敬神崇祖」、つまり神々を敬い
祖霊を崇めることを大切に守り伝えてきました。
日本人は祖先が自分達子孫を守って下さる
といった観念をごく自然に持っています。
子孫が先祖代々の祖霊を様々な鎮魂儀礼
つまり春秋の祖霊祭、御霊祭(みたままつり)、
年祭などを通して鄭重にお祀りする事で、
次第に御霊が荒ぶる御霊である荒魂(あらみたま)から和魂(にぎみたま)に鎮まっていき、やがては幸魂(さきみたま)、奇魂(くしみたま)となり、子孫が行う儀礼と呼応して子孫を見守る守護神となっていきます。
そして百年祭を迎える頃には
産土神(うぶすながみ)の一部となり
その産土神から再び分かれて人間として誕生するということになります。
このことから誕生の際の安産祈願から始まり
初宮、七五三、十三詣りなどの人生儀礼に際して
産土神社への奉告と健康への願いを込めた祈願をすることが慣わしとなっているのです。
これは氏神様と氏子の関係でもあります。

この様な観点から、
外国から何らかの宗教が我が国に入って根付く為には
古来から連綿と続く「崇祖」と言う概念を取り込んで
醇化させることなくしては難しいと云う事なのでしょう。

日本人のDNAには脈々と祖霊崇拝が息衝いているのだと思います。