ロードバイク讃歌〜ツール・ド・美ヶ原2024〜 | いつもだいたいむかいかぜ

いつもだいたいむかいかぜ

 走ればだいたい向かい風、止まっていても、逆に行ってもだいたい向かい風。

 そんなオヤジ顔のツーリングだったり、ローカル線だったり、散歩だったり、車に乗ったり、ゲレンデ滑ったり、本を読んだり、映画見に行ったり、

 そんなオヤジの徒然日常備忘録。

 
 白状します。
 DNSしました。
 というのも、昨日までは11時に雨が降り出す予報だったのが、朝5時前に起きて天気予報を確認したら、8時から降雨に前倒しになっていたから。
 今回、雨具を持ってきていない(前日に入れ忘れた)なかで、標高2000m超から半袖レージャーで下ってこられる自信がない。
 
 DNSでごめんなさい。
 せめて、走る人たちへ最大のエールを。

動機

 毎年恒例行事のツール・ド・美ヶ原。
 2時間を切れるか切れないかが、その年の体力のバロメーターになっている。
 コロナ前には一番多い時期で15人を超えたこともあったけど、昨今は集まるサークルOBが減ってきて寂しくなった。
 とはいえ、年に一度ここで会う奴らがいる限りは、毎年ここに来たい。

見聞録前日:6月29日(土)

 前日に別件で用事が佐久にできた。
 来年の某社山岳部の100人超の予約をするのに、佐久のホテルに予約を申し込んでいて、その打合せをツール・ド・美ヶ原の前日受付の日の10時に予定した。
 
 そんなわけで、朝5時半起きして、キャンプ道具とチャリンコのクソでか荷物を担いで上田に向かい、クルマを借りてから佐久のホテルで1時間の打合せ。
 宴会場や、会議室を下見した。
 とはいえ大会は来年8月なので、当分先の話だ。
 
まさか上田駅の駅そばが復活していた
 
佐久一萬里温泉で来年の大会の打合せ
 
 その用事を済ませてから松本に向かった。
 途中、佐久の布施温泉でのんびりサウナで整っていたら、T丸から連絡があり、13時には松本に着くとのことを知得したのが13時10分前。
 いつまでのんびりしているんだい、俺!
 俺が上田に住んでいた頃は有料だったけど、今は無料の三才山トンネルを越えて松本へ。
 松本市球場で前日受付を済ませる頃には、T丸は毎年恒例のBBQ会場に移動したあとだった。
 
佐久の望月あたり。超快晴
 
このころはまだ、翌日に走る気マンマンである
 
美ヶ原の天気よし
 
 15時前、美鈴湖畔のカフェピラータさんでT丸と落ち合う。
 もう一人、K田は何度も美ヶ原で見たことがある。
 もう10年ほど理科大サイクリング同好会ではOBがツール・ド・美ヶ原の前夜祭を開き、最盛期には15人ほど集まったこともある。
 それも年々人が減っていき、今回は企画のT丸、K田、一つ上の代のS根さんは家族連れ(ちびっ子2人)、行っていいか連絡が2日前に途絶えたままのO塚、そして俺氏。
 だいぶ人数減ってしまった。
 
 まず、テントを立てるところから。
 次に火起こしだけど、木炭の着火したタイミングが未だに見極められない。
 薪ならすぐに分かるのだが。
 
毎年6月最終週の土日はここにテント立てて寝ています
 
 先々週に捕獲したイノシシ肉が冷凍庫の中でパンパンになっているから、早いところ消費したい。
 アバラ肉と何かの肉を持ってきた。
 炭の上に鍋乗っけても、なかなか火が通らない。
 火から下ろして、少し目を離すとハエが寄ってくるからムカつく。
 コイツらどこから湧いてくるんだ。
 
先々週のイノシシあばら肉を持参
 
 そのうちに普通に網で焼き始め、17時半にはS根さん一家が到着し更に食材が増え、暗くなる頃にカフェピラータさんもお呼びしても食材が消化しきれなかった。
 なお、60kgのイノシシ肉は、味は美味しかったのだが、全然噛み切れない。
 顎が縄文人になりそう。
 
毎度、食材が大変多い
 
 20時半過ぎになってS根さん一家が温泉に街に下り、帰ってくるまでテントの中で横になる。
 寝付けない。
 外から会話が聞こえてきたので、会話に混ざって明日の朝食の時間を確認する。
 5時、しょーち。
 そのうちにS根さん一家が帰ってきて、ちびっこを寝付けるのに苦労して、それからピラータでビールを頂く頃には23時過ぎ。
 
花火で遊んでるオッサン
 
星空もキレイで、美ヶ原の夜が更ける
 
 明日は4時45分に起きるとして、ビールを中座して0時過ぎに寝た。
 テント泊、寝付けない。。。

見聞録:6月30日(日)

 気がつくとテントは白い明るみに包まれていた。

 スマホを確認すると4時半。

 野宿は寝付けないが、目覚めてからが眠い。

 目を閉じると体の熱を感じ、今まさに体が回復途上の実感がある。

 この回復が起床によって失われるのことが惜しい。

 隣のテントからT丸が這い出してくる物音がする。

 しゃーない、起きるか。

 

 ところで、今日の天気はどうだろう?

 

 スマホで「松本 天気」と検索すると、雨マークが8時から始まっていた。

 マジでか!

 寝る前に確認した時は11時からの雨だったはず。

 これなら走れると走る気満々だったが、雨が早まったか。。。

 少しでも雨予報では、最近の俺氏は走るのをやめる。

 しかも今回は半袖レージャーに、ポケッタブルのナイロンパーカーを入れ忘れてきた。

 雨が降って、濡れた状態で、標高2160mから下ってこられる自信がない、というか無理。

 本事象を知得した瞬間に、DNS率が80%を超えた。

 

 テントを撤収して、朝食は5時過ぎにピラータさんで頂く。

 

「ところで、今日の天気予報を確認した結果、DNSするつもりなんだけど、どうする?」

 とT丸、K田に切り出した。

 この時点で、俺は走る気ナシ。

 二人は通行止めになる7時前までに考えるとのこと。

 俺はといえば、早々に輪行してチャリンコをクルマに積み、通行規制がかからない林道の脇にクルマを移動した。

 

 そして7時前、T丸とK田は、ゴールをピラータにすることにしますと、浅間温泉に下っていった。

 あ、途中リタイア前提の手もアリか。

 それは思いつかなんだ。

 いつか同じ事態になったら、その手を使わせてもらうわ。

 

下っていく二人。この後、通過したあと会うことなく帰った

 

 ピラータ前で待機してたら、7時スタートのチャンピオンクラスのトップが、7時20分には通過する。

 早すぎ!

 最初の激坂抜けるのに、俺は4,50分かかるね。

 

 その最初の一人から、足切りのクルマが通過するまで2時間ほど「アレアレアレ!」と叫んで折り畳み傘を振り回していたオッサンは、私です。

 T丸とK田はピラータで止まらず、走り抜けていった。

 正直、足切りのクルマが通って、第一陣が下ってくるまでに帰ろうと思ってたから精算どうしようか問題が発生したけど、適当にO塚に金を握らせてT丸に払ってもらうようにお願いしといた。

 

途中、雨が降ってきて大変そうな太鼓隊の皆さん

 

 そして10時過ぎ、S根さん一家が離脱したのに続いて、俺氏も離脱する。

 お疲れ様っした!

 T丸とK田は、またそのうち(1年後)会うだろう。

 

 帰りに鹿教湯温泉に寄ろうとしたら、10時半に日帰り温泉やってない。

 霊泉寺温泉の共同浴場200円でお湯に浸かってきた。

 このお湯、体を拭いても延々と汗が止まらない系のお湯だった。

 

上田と松本の間で気になっていた手打蕎道 奈賀井でそば啜ってきた

 

三食盛り。更科そばは、そばかな?というくらい上品だった

 

霊泉寺温泉の共同風呂200円だが、汗が止まらない

 

 そして上田駅に戻って12時半過ぎ。

 次の新幹線を調べたら5分後。

 さらにその次は1時間後。

 急げ!

 

 で、新幹線乗って東京戻って、家に帰ったのは14時40分頃。

 さて、まずは片付けしてから、床屋行って、ムビチケで買った映画のチケットの映画自体が終わる前に観に行かんとな。

以上。

 ちなみ、次の週末は北アルプス山麓グランフォンドを予定していたけど、別の用事が入ったので、これまたDNSです。

 イベントに寄付ばかりしておる。