【読書】小野健「アルプスと海をつなぐ栂海新道 夢の縦走路を拓き、守り続ける人々」 | いつもだいたいむかいかぜ

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 走ればだいたい向かい風、止まっていても、逆に行ってもだいたい向かい風。

 そんなオヤジ顔のツーリングだったり、ローカル線だったり、散歩だったり、車に乗ったり、ゲレンデ滑ったり、本を読んだり、映画見に行ったり、

 そんなオヤジの徒然日常備忘録。

 

 

 北アルプスでいつか歩いてみたい道のひとつ”栂海新道”がある。
 日本海の親不知の海抜0mを起点に、後立山連峰の稜線を歩き朝日岳から白馬岳に至る。
 日本最大のSea to Summitだと思う。

 その栂海新道は、ある一人の男の情熱によってつくられた。

 「北アルプスから下り、海に飛び込む道を作りたい」

 休日を刈り払いに使い、自費をつぎ込む。
 家族よりも道を優先した男。

 その情熱が仲間を呼び、そして約30km亡きもの登山道を開拓した。

 今は亡き開拓者の記憶を伝える一冊。