戦国とか幕末が何故人気があるのか。
かつては『歴史に疎い』なんて言われてきた女性が、こんなにもハマるのは何故なのか。

それはやはり、日本人が今でも心の中で忘れられない美学がそこにあるからではないでしょうか。
主君への忠誠。
上司への信頼。
その時代ゆえの悲劇。
それでも育まれた愛情。
挙げればキリがありません。

ただしイケメンに限る。

以下ネタバレ










前回、主人公は土方さんの指攻め言葉攻めに合い、自分が何故間者を引き受けることになったのかを話しました。

主人公に両親は既に亡く、弟はたった1人の肉親。
桐山様を裏切ったことがバレてしまったら、きっと弟は殺されてしまう。

でもさ、でもさ。
土方さんは新撰組を騙して近付いた主人公のことを、許すはずがないと思うんですけど。
だって主人公の立場なら、新撰組に毒を盛ることも可能だったわけじゃないですか。
そんな主人公を今さら信じられないじゃないですか。

それなのに土方さんったら、「仕方ない。オレにとっては近藤さんを人質に取られたようなものなんだろう」なんて仰るんですよ。
許しちゃうのかよ。

しかもそこに一切の迷い無し。
いくら武士が潔いとはいえ、それはないよ土方さん。

さては惚れちゃった?
アタイに惚れちゃった?



全てを告白した主人公を全面的に信じてしまう、お人好しな土方さん。
さらっと沖田さんと斎藤さんも死神であることを教えてくれました。

これってば、近藤局長すら知らないトップシークレットらしいですよ。
そんな大事なことを得たいの知れない小娘に話してしまうとは、副長ったらお口が軽いのですね、ホホホ。

取り敢えず、蜜の血を持つ主人公は2人には近付くなと助言を頂きましたので、そうすることにします。
さては主人公に手を出されたくないんでしょ?



さらには、弟は新撰組が助けてやるなんてことも言ってくれました。
何でそんなに優しいのですか、土方さん。
その弟は将来の貴方の弟だからですか。

ちなみに桐山様が新撰組を狙う理由は、因縁があるからだと教えてくれました。
本当にお喋りですね、土方さん。
男のお喋りはモテませんよ。



結局、主人公は新撰組の下働きをしつつ間者のふりを続ける、という二重スパイのような生活を送ることになりました。
007の話でしたっけ。

ここで「ホスィは人がいい」だとか「ホスィの飯は俺も気に入っている」だとか言いながら、ことあるごとに頭を撫でられます。
なでなでなでなで。
気安い、気安いわ土方さん。
でも嫌じゃない。
むしろもっとやれ。

ですが主人公の蜜の血を避けるように、すぐにパッと背中を向けられてしまうんですよ。
何だよ何だよ、だったら撫でたりしないでおくれよ。
中途半端な優しさなんて、ちっとも優しさじゃないんだかんね!

主人公も淋しさを感じております。
つまり主人公はもっとなでなでされたかった、と。
主人公は犬気質。



そして翌日の夕方。
お使い帰りに桐山様が登場なさいました。
この二重スパイホスィに何の御用事?

そんな主人公に桐山様は金色の目を向けて、催眠術をかけてきやがりました。
どうなる主人公?!










なでなで…。
くうっ。
き、嫌いじゃない。

けれどホスィとしては、なでなでよりポンポンがいいのです。
頭をポンポンとして、フッと笑うような。
春様みたいな。>春様愛健在

土方さの行動がなでなでじゃなくてポンポンだったら、数倍萌えるの。
むしろ悶え転がるの。
部屋中をローリングローリングで最後はバターになるくらい悶えるの。

惜しい男だ、土方さん…!