嫁さんと別居しました。

この別居は恐らく今年の秋頃まで続くと思います。

去年もそうでしたからね。

 

別居の原因は寝室のエアコンの設定温度です。

レモン畑で肉体労働をすると夜になって体温が上がってくるのです。

嫁さんの設定温度では暑くて寝られないので、エアコンの温度を下げたら嫁さんは寒くて寝られないのです。

嫁さんは私がレモン畑で頑張って肉体労働をしているので、嫁さんはセーターやシャツを重ね着して寝るようになりました。

 

私はシャツとパンツ以上のものを着ては寝られない人間であり、重ね着をして寝るとリラックスして寝られないことはよく判っています。

嫁さんは口を開けば私を叱ることしかしませんが、私の身体の都合で嫁さんに寒い目をさせるのは最低の夫です。

だから私はリビングルームのソファで寝ることにしたのです。

 

ソファで寝たら熟睡できないと言われますが、私はソファで寝ても熟睡できます。笑

朝の3時頃になると火照った身体が普通に戻りますので、もしその頃に目覚めれば寝室に行きます。

 

私は馬鹿なので、体力の限界までレモン畑で力仕事をしてしまうのです。

レモン畑で作業を終えた時は足腰が過労で動かなくなっていることがしばしばあり、その時は軽トラを運転できる元気が出てくるまで30分ほど運転席で休憩します。

 

レモン畑から軽トラまで歩くエネルギーがなくなってしまうこともたまにあります。

その時は途中で農道に座り込み、いつも腰に携帯しているポカリスエットを飲んで立ち上がる元気が出るまで待ちます。

毎回、どうしてここまで働いてしまうのかと思うのですが、キリがつくまでやってしまうのが私の性分なのです。

 

今日はここまでやるぞ❕と決めたら、それを達成しないで自宅に帰る自分自身が嫌いになるからです。

友人や知人には約束したことを守らないことはよくあるのですが、自分自身との約束だけは絶対に破れない性格です。

普通の人は逆だと思いますが、私は自分勝手な男なんです。笑

 

昨日の作業予定はレモンの苗木を5本植えることでした。

レモンの苗木を1本植えるのに1時間以上かかるので、いつも6時間の肉体労働になります。

 

 
スコップで穴を掘ったり、一輪車で土や肥料を運ぶという肉体労働を6時間以上も出来るようになったのは夢のような話ですよ。

シカゴから帰国して農業を継いだ頃は楽な草刈り作業を一時間も出来ませんでした。

4年目の今年になると土方作業を6時間や7時間やっても大丈夫になりました。

 

重たいエンジンが付いている刈払い機を使って手作業で行う草刈り作業は大変な作業だと思っていましたが、苗木を植える作業や排水路を整備する作業でスコップで穴を掘ったり、一輪車で土や肥料を運ぶ力仕事を毎日続けていると肩や腕に筋肉がついてきたのです。

シカゴから帰国して農業を継いで4年目になると手作業で行う草刈り作業は楽だと感じるようになっているのです。

 

夢みたいな話ですよ。

 

私の身体の回復力が凄く向上したと思います。

農園から帰って来た時は二階のリビングルームに行く階段を登るのもしんどい状態なので、明日は絶対に休もう❕と毎回思うのですが、翌朝になったら農園に行くエネルギーに満ちでいるのです。

身体の節々が痛かったのも消えているのです。

 

師匠のYさんや嫁さんだけでなく、自分自身でも自分の身体の体力に驚いています。

また体重が減りました。

帰国した頃の体重よりも8kg近く減ったことになります。

 

困るのは夜に身体が火照ることですね。
息子達の話では昼間の肉体労働によって筋肉の筋や毛細血管がダメージを受けるので、身体が夜にそのダメージを修復するのに一生懸命に働いているので身体が火照るみたいですね。
 
マザコンの息子は身体を冷やすことは身体の免疫力が下がるので、寝室のエアコンを私が寝られる低い温度に設定することは今だに乳癌の薬を毎日飲んでいる母親の健康に悪いと言うのです。
その為に父親の私がリビングルームのソファで寝ていることに感謝されてしまいました。笑
 
そして息子から”寸法:幅170cm×奥行き110cm(ベッド)・92cm(ソファー)×高さ84cm×座面高さ45cm これ、リビングルームに大丈夫❓”というLINEに不思議なメッセージが送られてきました。
何だコレは❓と思ったら、フランスベッドのソファベッドをAmazonで注文して送ると言うのです。
ソファで寝ると身体にストレスがかかるので、ベットになるソファで寝た方が熟睡できるので健康に良いと息子が言うのです。
息子の気持ちは嬉しかったのですが、口に出た言葉は息子を叱ってしまうのです。
 
余計なことをすな❕ お父ちゃんが欲しかったら自分で買うわ。そんな余計なことを考える時間があったら自分の目の前のハエを追えよ❕
 
実は私、ソファで寝るのはプロなのです。
2020年の3月からはコロナパンディミックで自宅からのリモートワークになりました。
これが私が24時間態勢で仕事をしなければならなくなったのです。
 
現在の電子機器メーカーの開発はどこでも24時間態勢で開発を行っています。
うちの会社の場合はイギリス、ロシア、中国、インドです。
コロナパンディミック以前はシカゴ時間の午後5時以降から翌朝の8時までは海外支店のエンジニアから連絡が来ることはありませんでした。
しかし我々エンジニア達が自宅からのリモートワークになると勤務時間の垣根を超えてお互いに連絡し合うようになってしまったのです。
特に本社の社員である私に連絡が来ることが多かったのです。
 
シカゴの自宅にはワークステーションとPC2台の合計3台のコンピュータが24時間点けっぱなし状態でした。
夜中の11時や朝の2時にビデオ会話で話すことが頻繁にありました。
海外支店のエンジニア達は私の指示をもらうのにシカゴ時間の午前8時間まで待つ必要がなくなり、必要な時にコンピュータで寝ている私を起こせばそれで済むのです。笑
 
最初だけは海外支店のエンジニア達はシカゴ時間に気遣って連絡してきましたが、しばらくするとそれもお構いなしになりましたね。笑
ですから、私はコンピュータの着信音がなると条件反射で目が閉じたままでも手を伸ばしてマウスをクリックして応答していましたので、ソファで寝ている姿を海外支店のエンジニア達に何度も見られているのです。
 
Let me drink coffee to get rid of my drowsiness❕と画面に向かって言って、キッチンにコーヒーを取りに行ってましたね。.
あの頃は嫁さんがコーヒーを作ってキッチンに常に置いておいてくれました。
 
以下の写真はその頃のシカゴの自宅で嫁さんが面白がって寝ている間に勝手に撮ったものです。
 
 
 
 
2020年の3月から年末に帰国するまではベッドで寝たことが週に一度もなかったと思います。
あんな激務は人生で初めてでしたね。
人間がすることではありませんでしたね。
でもその年の年末には日本に帰国するので、仕事仲間も私が会社を去るまでに私に訊きたいことがテンコ盛りにありましたし、私も出来る限りのことはしてあげようと思ったのです。
 
ソファで寝始めた頃は朝起きると身体のあちこちが痛いこともありましたが、ソファで寝るコツを覚えると案外熟睡出来るものですよ。
そりゃ寝室で寝るのが一番ですが、リビングルームのソファで寝ると自分の好きなジャズを大きな音で聴きながら寝られるので、ソファで寝るのも悪いことばかりではないのですよ。