2019年10月:

10月9日、その日も普段と変わりなくすごしていましたが、夕方から少しづつ背中が痛んできました。腎ろうの管の入ったところの周りというか、そのあたりが刺すように痛むのです。

 

私は「まただ・・・管が詰まる前触れだ・・・」と、すぐに思いました。「まただ」というのは、7月に腎ろうの管を入れてから、今までに、もう5回も詰まっていたのでした。

そして、いつも管の詰まる前は、背中が刺すように痛くなるのです。

 

 

この日、時間はもう、夕方6時くらい、外来診療は終わっています。私は「救急に行かなきゃダメになった・・・」と思いながら、お母さんに「お母さん、また管が詰まった・・・」と伝えました。

 

そして、まずオシッコが流れる管を見て、オシッコが流れているか確認します。(この時は詰まっているので、流れていない)

それから時間を計り始めます。(一時間、待ってもオシッコが流れなければ、病院に行く)

 

私は診療で管を取り換えるときに、オシッコが漏れたりして、服が汚れてもいいように、<泌尿器科用の診療に行く服>に着替えはじめ、病院の救急に電話しました。

 

そして、腎ろうで管が詰まったこと、いまから診察を受けたいこと、診察カードのID番号などを伝えて、電話口でしばらく待ちました。

泌尿器科の先生に確認が終わると「これから来てください」と言ってもらえます。

(先生が手術などで対応できないと、“もう少し我慢して外来時間にくるように”など指示がある)

 

ここまで準備が終わると、タクシーを呼んで、いざお母さんと病院へ向かいます。

(かなり背中が痛い)

 

~病院につくと~

入り口につくと、看護師さんが待ち構えていて、車イスで迎えに来てくれます。

車イスにのり、名前を告げて、保険証と診察券を出します。

痛みの度合いや、何時から症状が始まったかなどの問診のあと、待合室で待機します。

 

この日は、付いたのが7時くらいで、救急はかなり混んでいました。

お母さんと、二人でテレビを見ながら待っていると、そっと私にパンフレットを渡してくる女性がいました。「これどうぞ。かならずお役に立つはずです」と言いました。

パンフレットを受け取りながら、なんだろう?と思っていると、女性は待合室から出ていきました。

 

お母さんと私は、パンフレットをしげしげと見ると<霊派の光>と書いてありました・・・。

宗教の勧誘だったんですね。。お気持ちだけいただきます・・・。

 

(写真は帰ってきて撮ってもらいました。こんな感じで管が出ています)

 

こんなふうに、待合室で過ごしていると、やっと名前を呼ばれます。

泌尿器の女性の先生が「今日は管が詰まったんですね、今までにも何回か詰まっているようですね・・・。熱もある・・・。すぐに取り換えて点滴もはじめましょう」と仰って、私は診察台で横になり、背中を出して、処置を待ちます。

管を取り換えるときは、やっぱり少し痛いです・・・。あいたたた・・・。

 

点滴を含めると、この日は2時間くらいで処置が終わりました。

 

そして処方された抗生剤をいただいて帰ります。私は腎臓が普通の方の50%くらいしか機能していないため、抗生剤も、量が半分になって処方されています。先生がたが、いつも色々と工夫してくださっているんだなあ、と思います。

 

そのあと、お母さんは、私が声をかけられた宗教のパンフレットを読んだりしないように、すぐに処分していました。でも、私は実はこっそり見ていたのですが、“がんが治った”と書いてあったのを覚えています・・・。

 

今日も読んでいただいてありがとうございました。