今朝、夫が疲れた顔で起きてきました。
バーミンガム大学に留学する夢を観たと。
「部屋はマンションタイプの4階で、
色々煩雑な手続きをしたあと、
生活用品を買い出しに行ったから疲れた~」
と妙にリアルなのです。
そして、「あ、9/11だったからか」と
ひとりで納得していたのでした。
9,11が起こった日、
夫は出張のためバーミンガム(イギリス)に
滞在中でした。
当時、次男を妊娠中だった私は、長男を寝かしつけながら寝落ちし、
ニュースステーションの生中継など
もちろん知りません。
早朝、国際電話で叩き起こされ、
「ニュース見てないのか?
第三次世界大戦が起こるかもしれないんだぞ!
ヒースロー空港が封鎖されて、
いつ帰れるかわからない!」
と謎の剣幕でまくし立てられたのでした。この日は実家の両親がヨーロッパ旅行から
帰国する日でもありました。
冷蔵庫には2枚の旅程表が貼ってあり、
「妊婦の身で、身内を一度に3人
失うかもしれないという恐怖」
に震えました。
旦那さんが旅行代理店に勤めるママ友に
両親の飛行機の運行状況を確認してもらい、
別のママ友にはショッピングセンターに
一緒に行ってもらい、
子どもは託児に預けてスイーツを食べ、
なんとか不安を紛らわせていました。あれから20年。
どれだけたくさんの人が、
怖く悲しく悔しい思いをしてきたのでしょう。
いま自分が、
平凡な日常を過ごせていることに
改めて感謝です。
追加
実は2005年のロンドンテロでは家族でニアミス。
成田からロンドン経由でオランダに飛ぶ予定でしたが、ロンドンに着陸した途端、「本日、ロンドン市内で起きたテロに関しまして〜」というアナウンスが流れてビックリ!足止めをくいました。