■お酢の除草剤

<材料(目安)>
お酢 2リットル
食器用洗剤 小さじ1
噴霧器またはスプレーボトル

1、スプレーボトルに酢を入れる
酢はそのままでも問題ありませんが、お湯や水で半分に薄めて使う場合もあります。

※酢の臭いは、お湯や水で割ることによって薄くなります
きつい臭いが苦手な場合や、広範囲に散布する場合は、お湯や水で薄める

2、酢の中に洗剤を小さじ1杯混ぜる

※酢だけでは葉っぱに付きにくいため、洗剤を混ぜます。

※洗剤を混ぜると液体が粘着質になるため、より長く、酢の成分を付着させることができるのです。

3、枯らしたい雑草にまんべんなくかける

※散布するときは、雨の日や風の強い日などをさけておこないます。

※雨水に当たることで、付着させた酢が流れ落ち、希釈されてしまうからです。

※風が強いとスプレー散布をした際に、ミスト状になった酢が飛ばされることもあります。

※散布をするなら晴れた日におこなうのが適切でしょう。

※酢は地面に浸透しにくいため、深く根を張る雑草の場合は、また生えてくるおそれがあります。そのため、定期的に酢を散布して、駆除をおこなった方がよいでしょう。

※雑草の種類や、成長の具合によってどの程度のスピードで枯れるのか等は変わってきます。

※じめじめした環境に発生する藻類やコケ類にも効果があります。


■除草剤として酢を使うデメリット

除草剤を酢で作った場合、散布後に庭のインテリやコンクリートに悪影響が出るおそれがあります。

※ガーデニング用インテリアには金属製の製品もあり、酸を浴びるとサビが付くことがあるからです。

※サビは鉄と水と酸が結びついてできるので、酢が金属製品にかかるとサビ汚れが付いてしまいます。

※酢の除草剤を散布する際は、散布箇所の近くに金属製のインテリアなどがある場合は移動させておきましょう。

※コンクリートの場合も同様で、酢を浴びると汚れたり、欠損や亀裂の原因になったりすることがあります。

※コンクリートに含まれるカルシウムは、酸と結びつくことで汚れ、壊れやすくなるのです。

※できるだけ周囲のコンクリートにかからないよう、風が弱い日に散布しましょう。

※広範囲で除草をする場合は、散布量も増えるため、そのぶんコストがかかるので

酢だけで足りない場合は、家にある別の材料で代用してみるのもいいでしょう。

■除草剤を酢以外のもので代用する

重曹やお湯、塩などで代用することが可能です。

使用する材料によって効果も違うので、目的に合わせて使い分けましょう。

■重曹
重曹は、水に溶かして散布することで除草ができます。なぜなら、重曹に含まれるナトリウムは、植物を弱らせたり成長を遅らせたりする効果があるからです。

そのため、定期的に散布することで、雑草が広がるのをおさえるのに向いています。

しかし、土に浸透しにくいため、雑草をすぐ根絶やしにするのは難しいでしょう。

■熱湯
熱湯を直接かけることで、雑草に大きなダメージを与えるという手もあります。

根まで枯らすことは難しいですが、地表に出ている雑草を早く枯らすことは可能です。

見えている雑草をすぐに枯らすには効果的なので、即効性を求める人にはおすすめの方法といえます。

■塩
植物を根絶やしにするなら、塩が効果的とされています。

塩は土に浸透しやすいうえ、吸収されると植物の根を傷つけるため、根から枯死させるのに有効なのです。

ただし、除草後に庭花や芝生を植える予定があるなら、塩を使う方法はおすすめできません。

なぜなら、塩は除草後も土の中に残り続けるため、新しく植物を植えても枯れるおそれがあるからです。

そのため、除草後に植物を植える場合は、散布箇所の土を取り除き、新しい土を入れましょう。