高知大学の佐野教授の3月の論文のご紹介です。
SARS-CoV-2 spike protein found in the acrosyringium and eccrine gland of repetitive miliaria-like lesions
in a woman following mRNA vaccination
mRNAワクチン接種後の女性の反復性粟粒様病変のアクロシリンギウムとエクリン腺に認められた
SARS-CoV-2スパイク蛋白質
簡単に説明させていただきますと、
53歳の女性が、mRNAワクチン(ファイザー/ビオンテック)3回目投与後15ヵ月間続いた、
四肢の無症候性小水疱と赤色丘疹を呈しました。
分かりずらいと思いますが、
驚くべきことに、SARS-Cov-2 SP(スパイクタンパク)は、
汗管が存在する角化層と有棘層で免疫組織化学的に検出されました。
(スパイクタンパクを検出する免疫染色という技法を用いています。)
注目すべきはSP(スパイクタンパク)が病巣のエクリン汗腺内で観察されたことである。
皮膚の表層の汗の出る部分だけでなくて、
汗が産生される皮膚の深部の線組織にもスパイクタンパクが検出されたという事です。
そして、
mRNAワクチンは投与後すぐに分解されるように設計されていたにもかかわらず、
最終投与後予想外に長期間(1年以上)残存していたことが重大な問題です。
その理由として
①SARS-Cov-2 mRNAが皮膚で継続的に発現したのか?
②SPをコードするDNAが逆転写したのか?
③潜在的なDNAコンタミネーションによって暫定的にゲノムに組み込まれたのか?
などを推測されておられます。
少なくと何らかの理由で、持続的にスパイクタンパクが体内で作られている事は事実なのです。
こういったワクチンの開発時点では想定できなかった事が起きています。
現在日本においては
ワクチンの総接種回数 4億3619万3341回
副作用報告 3万7051例
死亡報告例 2193例
と厚労省が提出しています。
ただ、当クリニックだけでもさまざまな不調を訴えられる患者様が多くおられましたが、
ほとんどの方は副作用報告例には挙げられてません。
実際にはとっても多い方が何らかの健康被害に苦しまれた(苦しんでおられる)と想像します。