最期の別れができない人はどこに悲しみをぶつければいいのだろう | 道産子な母ちゃんの転妻生活
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最期の別れができない人はどこに悲しみをぶつければいいのだろう




おばんです。


最近ずっとネットにかじりつきだったので、ちょっとお休みしようと思ってログアウトしていたのですが、色々と思うところがあり結局今日もアメブロに戻ってきてしまいました。




写真は2年前のもの。




2年前の3月、闘病中の父に会いに、実家のある北海道に行きました。


まだ雪が残る寒い北海道から、当時住んでいた内地の自宅に帰ってきた翌日は、暑がりの子どもが半袖になってしまうくらいの陽気でした。



2年前の内地某所は桜の花が満開でした。



この頃は、まさか翌年から自分がフィリピンへ引っ越して桜を見ることのない生活となることや、


次に父に会うのが病室だなんて思ってもいませんでした。




穏やかな春の、幸せな日々でした。





私の父は、ちょっと変わった頑固親父。


父はテレビのドラマやバラエティ番組や歌番組が大嫌いな人でした。


私が子どもの頃に観ることが許されたテレビ番組は、アニメと特撮と時代劇。



年の離れた弟がいたので、中高生になっても子ども向け番組を観続けていた私は、気づけば弟が成長してからも特撮ヒーローを観てしまう人間になっておりました。



両親がお笑い番組をあまり好きな人達ではなかったので、クラスの友だちと比べるとテレビはあまり観ていない方でしたが、我が家では『志村けんのバカ殿様』だけは特別に観ることが許されていました。




時代劇が大好きだった父。


バカ殿様だったから許せたのかな…。


もっと父に色々聞いてみたかった。





今は話したくても話せない。





癌で何時間もかかる大きな手術をした父。


ずっとICUにいた父。


化学療法と放射線療法をして、少なかった髪の毛がすっかり無くなり、ずっと帽子を被っていた父。


仕事も辛い治療も頑張って続けていたのに、転移がみつかってしまった父。


食べることが何より大好きだったのに、食べられなくなった父。






もし、父がまだ生きていたら、

今この新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が脅威となっているこの世界で、


抗がん剤と放射線治療で免疫の落ちた父のことを、私達家族はきっと心配で心配で、不安でたまらなく過ごしていたと思います。





それでも生きていて欲しかった。





志村けんさんが昨夜お亡くなりになったと知って、年齢が父に近く、なんとも言えない気持ちになりました。





志村けんさんは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による肺炎でお亡くなりになったそうですね。


感染防止のために、ご遺族の方々はご遺体に触れることも許されず、火葬された遺骨と対面することになるのだと知って、涙が止まりませんでした。





私は自分の父の最期を看取ることができませんでした。


それは今も私を苦しめています。




でも、父の遺体には対面し、触れて、最後のお別れをさせてもらうことはできました。



葬儀屋さんが気を利かせて、父の大好きだったサッポロ黒ラベルのビールを出してくれて、家族みんなで父の口に含ませてあげることもできました。





癌が転移してもう死期が近いことを知らされて、ある程度は心の準備もできていました。


父の最期の瞬間には立ち会えなかったけれど、葬儀には間に合うことができて、お別れもできました。


家族で寄り添って慰め合うこともできました。






でも、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)でお亡くなりになった方のご遺族は、急なことで心の準備も何もできない上に、最後のお別れができないという辛い現実が待っていると知り、胸が痛みます。



新型コロナウイルス感染症(COVID-19)以外の病因で亡くなられた方も、今は感染症対策で人が密集することを避けなければならないのなら、葬儀自体も通常通りにはできないのではないでしょうか…






そんな時こそ誰かに触れて慰め合いたいのに…








握手さえできない世界にしたコロナウイルスが憎い。







遺族の心に寄り添い回復の援助をする「グリーフケア」というものがあります。


きっと必要としている人がたくさんいるのではないかと思います。









新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りします。


ご遺族の方々の心が癒える日がどうか来ますようにお祈りします。



新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療法や予防法が早くみつかって、終息する日が早く来ますように…



私達にできることは、犠牲者を増やさないために、医療崩壊を起こさないために、


出来るだけ家にいましょう…


外出するならせめて「社会的距離」を…


医療従事者のみなさんありがとう!私達は家にいて協力します |


日本の政治家の記者会見をみると、その場にいる全員に言ってやりたいです。


まずその記者会見のやり方自体から、感染症対策してやりなさいよ、と。




志村けんさんの犠牲で、意識が変わってくれる人が増えたなら、殿も浮かばれると思います。




私ね、学生時代の学祭や、新入社員時代の歓迎会の出し物が、なぜかバカ殿様のアイーン体操だったのね。


裁縫は苦手だけど絵は好きだったから、バカ殿様の似顔絵イラストをTシャツに描いて衣装を作りました。



バカ殿様をみると

子どもの頃に家族揃ってテレビの前でバカ殿様に爆笑したな、とか

若い頃にアイーン体操やアイーンダンスを踊るために仲間と猛特訓したな、とか

思い出すのよね。





志村けんさん、ありがとう。

どうか安らかに。








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深夜早朝の更新はやめます宣言をしてから少ししか経たないのに、日本時間ではもうすぐ日が変わる頃にすみません。
私の生存確認も兼ねたブログなので…


(私のブログで取り上げている北海道弁や北海道の生活に関する他の話題は→目次 北海道弁と北海道生活に密着した言葉(随時追加更新)



転勤族と結婚して実家の北海道から離れ、親の最期に立ち会えず後悔したくせに、もっと遠くのフィリピンへ引っ越してしまい、感染症対策でロックダウンされたマニラ首都圏のタギッグのBGCに残っている駐在妻の、道産子な母ちゃんでした。


最後まで読んでくださってありがとうございます。

Maraming salamat po.




本当に最後のここまで読んだそこのあなた!


親が元気なうちに孝行しましょう


大切な人が生きているうちに

思いを伝えてください