「頑張れ!法政野球部」的 2020年回顧④【4月編】~「緊急事態宣言」で「コロナ戦時体制」へ突入 | 頑張れ!法政野球部 ~法政大学野球部と東京六大学野球について語るブログ~

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法政大学野球部を中心として、東京六大学野球についての様々な事柄について、思いつくままに書いて行くブログです。
少々マニアックな事なども書くと思いますが、お暇な方は読んでやって下さい。

今年(2020年)の出来事を、時系列で1ヶ月単位で振り返っている、今回の企画であるが、

前回は、志村けんの死去に、日本中が衝撃を受けた「3月編」を描いた。

今回は「4月編」をお送りするが、2020(令和2)年4月といえば、新型コロナウイルスの感染拡大に対し、

安倍晋三首相と日本政府が「緊急事態宣言」を発令した月として、記憶される。

 

 

当時、コロナ感染は、「第1波」のピークに達しており、感染拡大に歯止めがかからない状況だったが、

政府は、重い腰を上げ、遂に「緊急事態宣言」発令に踏み切ったのであった。

しかし、「緊急事態宣言」発令により、日本全国の企業や店舗が休業に追い込まれ、日本経済が大ダメージを負ってしまい、

何と言っても、安倍政権の、その場凌ぎの場当たり的な対応に、批判が殺到した。

そのように、日本中が大混乱に陥った(※今も、その状況はあまり変わっていないが)、「4月編」について、ご覧頂こう。

 

【「コロナ禍」での、日常生活への影響①~日本全国で「マスク不足」が起こり、マスクが高値で転売される⇒その後、「マスク転売」は法律で禁止され、漸く「マスク不足」は沈静化】

 

 

 

「4月編」の前段として、2~3月にかけての「コロナ禍」により、日常生活で何が起こったのかについて、ご紹介させて頂く。

コロナ感染拡大により、人々は競ってマスクを買い求めたため、日本全国のドラッグストアなどで、マスクが一気に売り切れになってしまい、

店頭では「マスク不足」の状態となってしまった。

私も、コロナが流行り始めた頃、一応マスクを買っておいたのだが、そろそろマスクが無くなったので買いに行こうと思ったところ、

既に店頭ではマスクは売り切れており、しかも、次の入荷予定は未定だという張り紙が有った。

 

 

 

こうして、全国でマスクが手に入りにくい状態になると、

マスクを大量に買い占め、それをインターネットで、法外な値段で転売するという、

所謂「マスク転売」が流行り、その「マスク転売」で大儲けするような「不届き者」が大量に現れた。

本当に欲しい人には手に入らないという事を逆手に取った、何とも悪質なやり方である。

 

 

 

では、何故こんなに「マスク不足」になってしまったのかといえば、

そもそも、マスクは、中国や東南アジアなどの工場で、安い値段で大量に作られていたため、

中国でコロナが発生した後、中国で一斉に買い占めが行われ、日本にはマスクがなかなか入って来なかった事が、主な原因の一つである。

日本政府は、当初、この「マスク不足」に対し、マスク増産などで対応し、安定供給を再開するとしていたが、

それでも、なかなか市場にはマスクは出回らず、国民の政府に対する不信感は増して行った。

 

 

 

そして、日本政府は、「マスク転売」を禁止する措置を取り、

その「マスク転売禁止」の法律が3/15に施行され、「マスク不足」は、漸く沈静化して行った。

なお、「マスク不足」について、安倍政権が行なった対策が、この後、日本中をズッコケさせるのだが、その事については、後述する。

 

【「コロナ禍」での、日常生活への影響②~「紙類が不足する」というデマがSNSで拡散され、ティッシュやトイレットペーパーが一斉に売り切れ、品不足に~まるで「オイルショック」の再来だが、「非常時」の悪質なデマには要注意】

 

 

 

 

「マスク不足」はまだしも、日常生活に深刻な影響を及ぼしたのは、

2月末~3月初め頃に発生した、ティッシュやトイレットペーパーの品不足である。

これは、当初、「コロナ禍により、紙類が不足している」というデマが、SNSで拡散され、

そのデマにより、人々が一斉にティッシュやトイレットペーパーの買い占めに走ってしまったのが原因である。

そのため、全国の店舗で、一気にティッシュやトイレットペーパーが売り切れとなり、人々は、それらを買い求めるため、長い行列を作った。

 

 

 

「ティッシュやトイレットペーパーが無くなる」

というのは、完全なデマであった。

そもそも、倉庫には、ティッシュやトイレットペーパーの在庫など、山のように有ったのである。

しかし、人々が一斉に買い占めに走ったため、配送が追い付かず、結果として、店頭から消えてしまった、というのが、事の真相であった。

そのデマを、マスコミが面白おかしく報じたため、更に品不足が加速するという悪循環も有った。

 

 

 

その後、テレビなどで、倉庫に大量にティッシュやトイレットペーパーの在庫が有るという事を、大々的に報道した事もあり、

ティッシュやトイレットペーパーの品不足は、漸く沈静化したが、こういう「非常時」こそ、悪質なデマには要注意である。

それにしても、何と浅ましい人達が多いのかと、当時、私も暗澹たる気持ちになったものである。

 

 

この騒動で思い起こされるのは、1973(昭和48)年の「オイルショック」である。

当時、中東戦争の勃発により、日本に石油が入って来なくなり、そのために、ティッシュやトイレットペーパーが生産出来なくなる…というようなデマが拡散され、人々はティッシュやトイレットペーパーの買い占めに走った。

つまり、今回の騒動は、まるっきり「オイルショック」の再来だったわけであるが、その当時から、日本人は全く成長していないという言い方も出来る。

ともかく、群集心理というものは恐ろしいものである。

 

【「コロナ禍」での、日常生活への影響③~ディズニーランド・ディズニーシー、USJ(ユニバーサルスタジオ・ジャパン)などが「臨時休園」に】

 

 

 

 

「コロナ禍」での、日常生活への影響といえば、

ディズニーランド・ディズニーシーが、2月末から「臨時休園」になってしまった事も挙げられる。

多くの人達が集まり、移動するような施設は、コロナ感染拡大の可能性が有るという事で、止むを得ない措置ではあるが、

「夢の国」も、「コロナ禍」と無縁ではいられず、賑わいが消えてしまったというのは、寂しい限りであった。

 

 

 

東のディズニーランド「臨時休園」したのに倣い、

西のUSJ(ユニバーサルスタジオ・ジャパン)も、2月末から「臨時休園」に踏み切った。

こうして、人々の楽しみの場から、次々に人影が消え、ヒッソリとした寂しい状況の中で、4月を迎えたのである。

 

【4/1…安倍首相、「日本全国の全世帯に、1世帯あたり2枚のマスクを配布」と発表~「アベノマスク」と揶揄され、国民の失笑を買った愚策】

 

 

4/1、安倍首相は緊急記者会見を開き、

「日本全国の全世帯に、1世帯あたり2枚のマスクを配布」

という「緊急対策」を、自信満々で発表した。

確かに、「マスク不足」の状況ではあったが、

「今、緊急でやるべき対策が、それか!?」

と、日本中がズッコケてしまったのである。

 

 

 

 

この「1世帯あたりに2枚のマスク」という「緊急対策」は、

安倍首相の肝煎りで始まった「アベノミクス」をもじって、「アベノマスク」と揶揄され、国民の失笑を買ったが、

以後、「アベノマスク」は、安倍政権の場当たり的な対策を象徴する言葉となった。

 

 

それに、「コロナ禍」により、急速に経済が悪化し、経済的な苦境に陥っている人達が多いのに、

お金は出さず、マスクだけ配布すれば良いと思っているのか、という事で、安倍政権に対しては、更に批判が殺到した。

このように、当時、安倍政権は何をやっても批判されるという悪循環に陥っていた。

 

【4/7…安倍首相、7都府県に「緊急事態宣言」を発令~「緊急事態宣言」は、5/6までの1ヶ月間を想定】

 

 

 

コロナの感染拡大が急速に拡大する中、

3月には、東京都知事の小池百合子は、

「このまま、状況が改善しなければ、東京都のロックダウン(都市封鎖)も有り得る」

と、遂には「ロックダウン」の可能性にも言及していた。

 

 

3/26には、安倍首相と小池都知事が緊急会談を行ない、

政府と東京都が協力して、コロナの対応に当たって行く事を確認していたが、

小池百合子としては、東京都の「ロックダウン」の可能性に言及し、あまり動こうとしない政府に、揺さぶりをかけるという狙いが有ったものと思われる。

 

 

4月に入り、コロナの感染拡大は、ますます広がっていた。

テレビでも、連日、コロナの感染者数が急増しているという報道が行われ、

国民は恐怖に慄いていたが、政府に対して、

「一刻も早く、緊急事態宣言を出すべきだ」

という声が高まっていた。

当時、マスコミも「もはや、緊急事態宣言を出すまで、一刻の猶予も無い」というような論調が目立っていた。

それぐらい、当時はコロナの感染拡大の「第1波」が、まさにピークを迎えようとしていたのである。

 

 

 

 

 

そして、4/7、安倍首相は緊急記者会見を開き、史上初の「緊急事態宣言」を発令する事を発表した。

「緊急事態宣言」の対象は、東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・福岡の7都府県である。

そして、「緊急事態宣言」の対象期間は5/6までとして、その間の、より一層の「外出自粛」などを要請した。

 

 

 

 

 

「緊急事態宣言」は、4/8の午前0:00から発効となったが、

「緊急事態宣言」により、対象地域の店舗は、一斉に臨時休業し、街から人影が消えた。

私も、生まれてこの方、見た事が無い、まるで「ゴーストタウン」のような異様な光景であった。

ともあれ、「緊急事態宣言」により、人々は、否応なく、今は非常時であるという認識を共有した事だけは確かである。

 

【4/9…「投打二刀流」で大活躍し、大洋・ヤクルトで監督を歴任した関根潤三が享年93歳で死去~法政野球部OBの伝説のスーパースター】

 

 

 

4/9、現役時代は「投打二刀流」で大活躍し、

現役引退後は、大洋・ヤクルトで監督を歴任、名解説者としてもお茶の間の人気者だった、

関根潤三が、享年93歳で亡くなった。

関根潤三といえば、法政野球部OBのスーパースターであり、私も、このブログで追悼記事を書かせて頂いたが、

柔和な印象が強い方ではあるが、実は物凄く気が強く、芯が強い人物だったという。

という事で、改めて関根潤三氏のご冥福をお祈りしたい。

 

【4/10…映画監督・大林宣彦が享年82歳で死去~『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』の「尾道三部作」などを手掛ける】

 

 

 

 

4/10、映画監督の大林宣彦が、享年82歳で亡くなった。

大林宣彦監督よいえば、『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』の、所謂「尾道三部作」が有名であるが、

創作の原点には、自らの戦争体験が有り、

「あの戦争を、決して繰り返してはならない」

という強烈な思いが有ったという。

そして、大林監督といえば、とても抒情的で美しい映画を撮る人だったという印象が有るが、

これからも、大林監督が残した作品は、多くの人達に愛されて行くに違いない。

 

【4/12…星野源の「ステイホーム」動画に、自宅で優雅に寛(くつろ)ぐ安倍首相が乗っかり、国民から大バッシングを浴びる~「安倍は貴族か!」と批判が殺到⇒「フランス革命」のルイ16世と並び称された、「KY」な安倍首相】

 

 

「緊急事態宣言」が発令され、日本中に「外出自粛」「ステイホーム」が奨励されていた頃、こんな出来事が有った。

「ステイホーム」で、鬱々とした日々を送っている人達を、少しでも元気付けようという意図だったのか、

星野源が、自宅で歌を歌う動画をアップし、この動画に対し、多くのアーティストが返信を送った。

すると、この動画に対し、安倍首相は、自宅でコーヒーを飲みながら、優雅に寛(くつろ)いでいる動画をアップしたのである。

 

 

この安倍首相の優雅な様子に対し、国民は一斉に猛反発した。

「安倍は貴族か!?」

と、この動画に対し、国民からの批判が殺到したが、「コロナ禍」で多くの人達が大変な目に遭っている時に、

そんな危機感など、まるで感じていないような安倍首相の動画は、多くの国民の神経を逆撫でするものであった(※あまりに叩かれ過ぎて、気の毒な面も有ったが)。

それは、「フランス革命」の時に、贅沢三昧で国民の怒りを招いてしまった、あのルイ16世を彷彿させるものであるとまで言われたが、

お坊ちゃん育ちの安倍首相は、所詮は、庶民の事など、まるでわかっていない「KY」な人であるという事が、図らずも露呈されてしまったのである。

そして、安倍首相がルイ16世なら、その奥さんの安倍昭恵は、まるでマリー・アントワネットであるというような「KY」ぶりが、この後、間もなく「週刊文春」でスッパ抜かれてしまうが、その事については後述する。

 

【4/15…石田純一、コロナ感染が判明~当初、仕事で感染したと発表されたが、後に「ゴルフ場で感染」が発覚し、バッシングを受ける】

 

 

4/15、石田純一がコロナに感染していた事が判明した。

当時、志村けんが亡くなってから、まだ間もない頃であり、

世間も、有名人がコロナに感染するという事については、敏感になっている頃だった事もあり、石田純一のコロナ感染も、大きな関心を集めた。

 

 

 

 

当初、石田純一は、仕事で沖縄に行った時にコロナに感染したと発表されていたが、

その後、石田純一は、ゴルフで遊んでいた時にコロナに感染していた事が判明し、

「こんな時期に、軽率ではないか」

との事で、世間から大バッシングを受けてしまった。

こうして、軽率な行動でコロナに感染する人間は、まるで重罪人であるかのように、世間から叩かれる風潮が出来てしまった。

 

【4/15…安倍首相夫人・安倍昭恵が、3月中旬に、マスク無しで大人数で大分旅行に行っていた事が「週刊文春」でスッパ抜かれる~「アッキーは、マリー・アントワネットか!?」と、大バッシングが起こる】

 

 

さて、安倍首相が、自宅に優雅で寛ぐ動画をアップし、日本中から大バッシングされ、

「安倍は貴族か!?」

と叩かれた事は前述したが、安倍首相の夫人・安倍昭恵も、日本中で「花見自粛」が推奨されていた頃、

芸能人を引き連れ、花見を強行し、国民の反発を招いた事が有った(※前回の記事を参照の事)。

 

 

 

そんな「安倍バッシング」が加速していた頃、

4/15に、「週刊文春」が、「安倍昭恵が、3月中旬に、マスクも付けず、50人もの団体を引き連れ、大分に旅行に行っていた」という事を、スッパ抜いた。

その大分旅行は、上記の画像の宗教団体(?)の集会だったようであるが、

安倍昭恵「大名旅行」は、いかがなものかと、「週刊文春」は、安倍昭恵を批判した。

 

 

この「アッキー」の行動に対し、当然、日本中から、また大バッシングが起こったが、

安倍首相がルイ16世なら、安倍昭恵(アッキー)は、その夫人で、「フランス革命」の時に、

「庶民が、パンが無いというなら、ケーキを食べればいいのに」

と言い放った、マリー・アントワネットのようであると、批判された(※注・本当は、マリー・アントワネットは、こんな事は言っておらず、後世の捏造なのだが)。

ともかく、安倍首相夫妻は、あまりの「KY」ぶりであるが、やっている事の是非はともかく、少しは国民の事も考え、もっと慎重に行動した方が良かったのではないかと、私は思う。

しかし、お坊ちゃん育ちの安倍首相と、お嬢様育ちの安倍昭恵に、それを求めるのは酷だったという事であろうか。

 

【4/15…公明党・山口那津男代表の要望を受け、安倍首相が「国民全員に、「現金10万円一律給付」を決定~「緊急経済対策」を巡る自民党内のゴタゴタで、ますます国民の不満が高まり、批判が殺到】

 

 

 

さて、「コロナ禍」における、政府の対応は、今まで見て来た通り、全く場当たり的で酷い代物だったのだが、「緊急経済対策」を巡る、自民党内のゴタゴタも、全く酷いものであった。

「コロナ禍」と、政府からの「外出自粛」要請などにより、経済状況は急速に悪化し、多くの国民が苦境に陥っていたが、

その国民に対し、経済的な支援をすると、政府は言っておきながら、なるべくお金は出したくない、という態度が見え見えであった。

そして、「減収世帯に対し、30万円給付」という案が、一度は通ってしまったが、

これは、「減収世帯」の線引きが非常にわかりづらく、誰がお金を貰えて、誰が貰えないのかという事が、本当にわかりにくかった。

それに、お金を貰える人と貰えない人の間で、「分断」が生じてしまい、全国の役所が大混乱に陥るのは、目に見えていた。

「政府のお偉方は、そんな事もわからないのか」

と、当時、多くの人達が、政府に怒りを覚えていたが、自民党の政調会長・岸田文雄は、当初、この案を押し通そうとしていた。

そして、岸田文雄と、自民党幹事長・二階俊博の間で、対立が深まった。

 

 

 

4/15、そんな自民党内のゴタゴタを、見るに見かねて(?)、自民党と連立与党を組む、

公明党・山口那津男代表は、安倍首相に対し、

「現金10万円を、国民全員に一律給付すべきだ」

と、強く要望した。

「これをしなければ、安倍政権は終わりですよ」

と、山口代表は、安倍首相に半ば脅しをかけ、安倍首相も絶句し、漸く、事の重大さを悟ったというが、

当時、私もこのブログで、「公明党も、たまには国民の役に立つ事をする」と、書いている。

ともあれ、安倍首相は、公明党の案を受け入れ、「国民全員に、現金10万円一律給付」を決定した。

という事であるが、国民に負担ばかり強いて、何も支援しないというのでは、叩かれて当然だという事が、政府はわからないのだろうかと、当時、私も安倍政権には呆れ果てていた。

 

【4/16…安倍首相、「緊急事態宣言」を日本全国に拡大する事を発表~日本は「コロナ戦時体制」へ突入】

 

 

 

4/16、安倍首相は、「緊急事態宣言」を、それまでの7都府県から、日本全国に拡大すると発表した。

これにより、日本全国で「外出自粛」が要請され、更に多くの企業や店舗が、休業に追い込まれたが、

兎にも角にも、コロナの感染拡大を抑え込むために、もはや、なりふり構っていられない、という状況であった。

しかし、「緊急事態宣言」の全国拡大により、日本経済は、ますます深刻な大ダメージを受けた事も、確かである。

 

【4/23…女優・岡江久美子がコロナ感染により、享年63歳で死去】

 

 

 

 

4/23、女優・岡江久美子が、コロナ感染により、享年63歳で亡くなった。

この第一報は、私は、当時たまたまラジオを聴いていて、そのラジオのニュースで聞いたのだが、

「女優の岡江久美子さんが…」

とアナウンサーが原稿を読み上げた時、凄くドキッとした。

「まさか…」

と思っていたところ、

「女優の岡江久美子さんが、新型コロナウイルス感染により、亡くなりました」

というニュースが読み上げられ、本当に驚いたものである。

当時は、まだ、志村けんがコロナ感染により、亡くなってから、1ヶ月も経っていない。

そして、コロナが今度は、岡江久美子の生命までも、奪ってしまった。

全く、何と言う事であろうか。

私は、言葉を失ってしまったものである。

 

【4/30…安倍首相、「緊急事態宣言」の期間延長を発表~当初の「5/6まで」から、「5/31」まで延長~「緊急事態宣言」延長に、ホリエモン(堀江貴文)は猛反発】

 

 

4/30、安倍首相「緊急事態宣言」の期間延長を発表した。

当初、「緊急事態宣言」の期間は、「5/6まで」と指定されていたが、

これは、GW(ゴールデンウィーク)に、多くの人達が移動する事を防ごうという意図が有ったものと思われる。

しかし、コロナの感染者の数は依然として多かった事もあり、「緊急事態宣言」の期間を「5/31まで」に延長する事を決断した。

 

 

この決定に対し、「ホリエモン」こと堀江貴文は、

「こんなのに付き合ってらんねーよマジで」

と、猛反発していたが、彼としては、コロナの感染拡大防止はともかく、

このままでは、経済が回らず、日本は破綻してしまう、という事を言いたかったようである。

実を言うと、私も、コロナで人が死ぬのも、経済が回らず、困窮して人が死ぬのも全く同じであり、

経済的に苦境に陥るという事を軽視すべきではないという考え方であり、ホリエモンに考え方が近い面も有る。

従って、「緊急事態宣言を、とにかく出せば良い」という、短絡的な考え方には、反対である。

現に、今、日本では経済的に苦しく、困っている人が沢山居るというのも事実である。

だから、感染症対策と、経済活動の両立というのは、本当に難しいし、政府の、その舵取りが大切だとろうと思うのである。

だが、ホリエモンの言葉遣いは、あまりにも乱暴で、汚すぎる。

だからこそ、彼は多くの人の反感を買ってしまうのだとも思う。

という事で、「緊急事態宣言」の発令と、その延長決定で、「コロナ戦時体制」のまま、4月は過ぎて行った。

 

(「頑張れ!法政野球部」的 2020年回顧⑤【5月編】に、つづく)