2018年秋 法政優勝への道⑤(2/5)~法政VS立教の激闘(1) 波乱のシーソーゲーム~ | 頑張れ!法政野球部 ~法政大学野球部と東京六大学野球について語るブログ~

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10/7(日)の法政-立教の2回戦は、最後の最後まで1点を争う、凄まじい激闘となった。

法政は高田、立教は江口という両先発で開始された試合は、序盤から点の取り合いの様相を呈した。

 

 

<10/7(日)、法政-立教の2回戦、激闘の幕開け>

 

 1回裏、法政は2死1、3塁のチャンスを作ると、

法政の5番・中村がタイムリーを放ち、まずは法政が幸先良く1点を先取(法政1-0立教)。

 

しかし、2回表、法政の先発・高田は1死2、3塁のピンチを招くと、

立教の8番・笠井の一塁ゴロの間に3塁ランナーが返り、1-1の同点に追い付かれ(法政1-1立教)、

更に続く2死3塁の場面で、立教の9番・江口が、レフト線へポトリと落ちる、ラッキーなタイムリーを放ち、

立教が2-1と逆転に成功した(法政1-2立教)。

 

立教に1-2と逆転を許した法政は、

2回裏、7番・吉岡、8番・相馬の連打の後、9番・高田がキッチリと犠打を決め、1死2、3塁のチャンス。

この場面で、1番・宇草の二塁ゴロの間に、3塁ランナー・吉岡が生還し、

法政は、逆転された直後の攻撃で、すぐさま2-2の同点に追い付いた(法政2-2立教)。

 

高田は、3~4回表は、テンポの良い投球で、無失点に抑えていたが、

2-2の同点で迎えた5回表、立教は猛攻を見せた。

まず、1死2塁の場面で、立教の1番・小野大が勝ち越しのタイムリー三塁打を放つと(法政2-3立教)、

続く1死1、3塁の場面で、3番・飯迫が、レフト前にポトリと落ちるタイムリーを放ち、1点追加(法政2-4立教)。

更に、高田から代わった2番手・石川が、痛恨の暴投で、立教に追加点を与えてしまった(法政2-5立教)。

 

立教は、5回表に一挙3点を奪い、5-2とリードしたが、

法政としては、打ち取った当たりが、ことごとくレフト前に落ちてしまいタイムリーとなるなど、

ここまでは、あまりツキが無い展開である。

 

しかし、今季の法政は、どんなに劣勢になっても、決して諦めない。

今季の法政の代名詞となった、粘りの野球で、3点を失った直後の5回裏、すかさず反撃を見せた。

代打・福田、2番・小林の安打などで、1死2、3塁のチャンスを作ると、

3番・向山が、センター前に2点タイムリーを放ち、法政は4-5と1点差に迫った(法政4-5立教)。

3点ビハインドを背負った後、すぐさま2点を返した、向山の一打は、試合展開を考えると、誠に値千金であった。

 

6回表、法政は3番手として菅野をマウンドに送ると、菅野は6回表の立教の攻撃を0点に抑えた。

そして6回裏、法政は先頭の5番・中村の、ショートへの内野安打をキッカケに、1死満塁の大チャンスを作ると、

ここで打席に入った9番・菅野が、見事にセンターへ同点の犠牲フライを放った(法政5-5立教)。

菅野は、自らのバットで、試合を振り出しに戻したが、法政の投手陣は、総じて打撃が良い選手が多い。

菅野も、この大事な場面で、貴重な同点の一打を放って見せた。

 

そして、試合は5-5の同点のまま9回表を迎えたが、菅野は1死1、3塁のピンチを招いた。

ここで、立教の2番・松崎が、センターへ勝ち越しの犠牲フライを放つ(法政5-6立教)。

菅野は、ここまでよく投げて来たが、9回表に痛い失点を喫してしまった。

そして、法政が5-6と1点を追う形で、9回裏、最後の攻撃を迎えた。

ちなみに、この日はプロ野球との併用日のため、規定により延長戦は無い。文字どおり、最後の攻撃である)

 

再三、書いて来た通り、法政としては、優勝するためには、絶対に負ける事は許されない。

しかし、法政は立教に1点のリードを許し、残す攻撃は、1イニングのみ。

法政は、苦境へと追い込まれたが、今季の法政に、「諦め」という2文字は無い。

果たして、法政はこの9回裏も、凄まじい反撃を見せた。

 

(つづく)