BG101

 

今日からは、『世の中の矛盾や不思議』について、色々

書いてみようと、ちょっと路線変更をします。

 

1回目は、タイトルどおり『宝くじ』(ドリームジャンボに限定)

について、自分なりの意見をまとめてみました。

皆さんは、どう感じ・どう思っているのか?読んで頂いた

方からは、是非ご感想を頂けると幸いです。

 

結論を先に書きますと、『インチキ』であり『第二の徴税

システム』であると思っています。

 

その根拠は下記のとおりです

1,テレビCMが、明らかな『誇大広告』であること

2,現実当選出来ないシステムであること

3,使途明細が開示されていないこと

 

の3点にあります。順を追って説明します。

 

まず、『誇大広告』についてですが、あれだけの高給タレントを

集め、『1等7億円!』だけを強調するCMは、洗脳行為としか

思えません。後の件も含めて、私は親からも『宝くじは絶対に

買うな!』と教育を受けて来ました(給料日に慰みで1セット

3000円買うなら→貯金や趣味、旨いものを食え!と)。

また、その配当オッズが、『233万倍』であり、射幸性を煽る

という意味で規制で潰されたパチンコ業界とは、真逆の進化

が成されていることにも疑問を感じます。

 

ちなみに、ある年の売上が7800億円だったそうです。1枚300円と

仮定すると、26億枚売れた計算になり、莫大なCM効果が出ています。

民間企業のそれが、この程度の成果を出す事は到底不可能だと思います。

 

次に『システム』について記載しますが、これが最も重要な

警鐘に値しますので、よくお読み下さい。

<宝くじの実態>

1,1等当選は、現実不可能である

  ・1ユニットに付き1枚が1等であるが、その枚数は1000万枚

   であり、1/1000万などという数値自体があり得ない  

  ・非常識論で、1ユニット丸買いが可能だとしても(現実不可能)

   30億円が必要となり、赤字確実である

  ・1等の当選者数こそ発表はあるが、何ユニット・何枚売れたのかが

   分からない(10名の当選=10ユニット販売であればまだしも、

   実際はそれ以上のユニット数が販売されているはず)

  ・致命的なのは、1等当選番号券が、全て売れたかどうかが不明で

   ある(当然売れ残り券が各ユニットから生じ、その中に1等券が

   あっても、それはそれで何ら補償もサービスもない)。

2,前後賞の獲得はさらに難儀である

   仮に1等に当選したとして、では前後賞は当たったのか?と検証

   すると、下記の欠陥がみえてくる

  ・最低条件として、連番セット(10枚)を買う必要がある

  ・しかし、1等当選番号の末尾によっては、前後どちらかが欠損

   する可能性がある

   ※連番券は末尾0~9とした場合、1等番号末尾が0・9であった場合、

    どちらかを必ず失う

   ※その防止策(セット券を複数購入し、全てが連番になる様にする)

    もあるが、実質不可能である

 

とにかく私が言いたいのは、『この天文学的確率』を『運任せ』にし、

『大量購入している』人が多数いることが、明らかに狂気である、

という事です。

 

最後に、『宝くじ協会』についてですが、ここには疑問・不信感しか

感じません。

(その理由)

1,一応表示されている数値はあるが、その内容に納得出来ない

  ・年間7800億円の売上に対し、配当が50%(3900億円)が

   高すぎるということ(実感が沸かない)

  ・CM費用が3.3%(260億円)と、逆に少なすぎる感があること

2,その他の割合はあるが、その使途明細が開示されていないこと

  ・公共事業費36.7%・社会貢献費1.3%(計3170億円)

 

つまり、大前提として『夢(ドリーム)』を掲げてはいるが、実際は

それを餌にした『第二の国税徴収システム(機関)』である事は

間違いないかと思います。そもそも社会貢献や寄付をする方々は、

自分が望む分野や団体に、自らが支援するのが通常だと思います。

つまり、宝くじを買う人は、あくまでもその餌『高額賞金』が目当て

であり、しかしそれが夢でもない(可能性ゼロに近い)事に気付いて

いるか否かは不明ですが、悪く言えば、『宗教団体への寄付行為と同じ』

とも言えるのではないでしょうか?

 

 

次回は、同じお金を使うにも、『真逆のシステム』があることに

触れたいと思います。