久しぶりの連日通学スクーリングでした。冬スクは1科目あたり半日講義が6日間です。やはり6日間は長いです。半日でも後半は疲労が蓄積しました。仕事の合間に講義を受けているのでより疲れが増すのかもしれません。身体と頭は疲れましたが、楽しく学べました。

おすすめ度★★★★★
講師は渡辺先生、参加者は200名弱でした。講義はとても丁寧で進行スピードもゆるやかでした。適宜ポイントを振り返りまとめてくれたりと、できるだけわかりやすく伝えたいという気持ちが伝わる講義で、初学者にもおすすめです。

難易度★★
易しく感じましたが、これまで履修した西洋史、法学、社会学、経済学、会計学の知識の蓄積により、そう感じたのかもしれません。情報量はそれなりに多く、色んな国の情報が混ざってくるので時系列で整理するのがポイントです。

【会場】
法政大学市ヶ谷キャンパス
Y406 
 
【嬉しかったこと】
夏スクが同じだった方々やスポーツ演習の先生と再会し、学食をご一緒しました。顔見知りが増えると学生らしくて楽しいです。来年度はさらに学友を増やせるといいなと思いました。 

【振り返り】
DAY1
イギリスは、イングランドを中心にウェールズ、スコットランド、アイルランドの4つの国から成る連合国です。4つの国の文化や特徴を簡潔に学びました。

DAY2
主にウェールズについて学びました。ウェールズは1536年にイングランドと合同しました。これがイギリスの国家形成への大きな第一歩となりました。

DAY3
3日目は、16世紀イギリスの経済と社会についてです。この頃のイギリスは、人口増、食糧難、インフラ、貧困問題など、様々な問題を抱えていました。ヘンリ8世時代の宗教改革でカトリックからプロテスタントへ国教を変えた影響も大きいようです。また、貴族と上層平民から成る“ジェントルマン“がイギリスの国力を高める役割を果たしてきたこともわかりました。

DAY4
スクーリングも折り返し、疲れがでてきました。スペイン、オランダ、フランスなどヨーロッパ大陸との関係について学びました。16世紀には小国だったイギリスが、オランダを引き摺り下ろし、のし上がってきました。その後フランスとの帝国争いにも勝利し、第一帝国を築き上げていきます。第一帝国の要となるのが、北アメリカ・西インド諸島の植民地です。特に、砂糖貿易、奴隷貿易で莫大な利益を上げました。

DAY5
商業革命と、帝国形成後の負の側面について学びました。長く植民地だった西インド諸島では独立後も深刻な貧困問題に悩まされています。また、現在のイギリスでも植民地からの移民問題が起こっています。このようなツケをどう解消していくのか、今後に注目です。

DAY6

講義は無く、前半は試験の準備時間、後半で試験でした。準備時間の1時間半ひたすら下書き用に書き写し、試験でさらにそれを書き写しました。疲れで手が震えています。

 

【学び】

秋スクで学んだフランスとはまた違った国家形成を進めていました。イギリスは早くに絶対王政が崩れました。その頃国教をカトリックからプロテスタントに変えており、国内での宗教対立の影響が大きかったのだろうと思います。その後も宗教間での争いが続いています。宗教とは何なのか、改めて難しい問題だと考えさせられました。

 

【試験について】

手書きの紙1枚のみ持ち込み可。試験問題は記述式で問題は事前に共有されました。前日に骨子をまとめて、当日朝に整えました。実質ほぼリポート試験だったので、準備に8時間かかり、文字数は2000字以上になりました。想定以上に準備に時間がかかってしまいましたが、文章にまとめると情報が整理されるので、結果として良かったです。試験は、予め用意した解答をひたすら書き写して終了です。自己採点は88点。講義内容をまとめた程度ですが、それなりに書けたかと思います。